新着情報NEWS
2024.10.18
【訃報】 大道泉(おおみちいずみ) (株)百千錬磨 代表取締役/弊社 取締役 2024年9月29日23時11分、大動脈解離のため、永眠いたしました(享年60歳)。 ここに生前のご厚誼に感謝申し上げ、謹んでご報告申し上げます。 このような突然で悲しいお知らせをお伝えしなければならないことは、大変辛く残念でなりません。 大道は、田内(弊社創業者/現•相談役)と二人で弊社の前身である(有)ファイナル•ストレングスを創業し、1997年7月 東京・九段下に、スポーツ選手専用の本格的フリー•ウェイト•ジム『ストレングス工房』を開設。 工房の天井の黒いペンキ塗りは全て大道が一人でやり遂げたことは、今も語り草になっています。 その後、スタッフの増員に伴い、それまでの業務内容を統合する形で、社名を(有)ジェイ・ピー・フィットネス(JPフィットネス)に改めましたが、この社名の中の「P=プロフェッショナル」の文字に大道の信条、想いが込められております。 そして、今日に至るまで、活動の拠点として、顧問先指導やジム会員指導、並びに各種セミナー/講習会、研修会活動、執筆・映像製作などを展開して参りました。 主な指導対象は、ラグビー。 溢れんばかりのラグビーへの情熱をたぎらせ、日本ラグビー界におけるストレングスコーチの先駆け的存在の一人として、流経大柏高校ラグビー部の指導を皮切りに、日本代表チームはじめ、多くのラグビーチーム・選手の指導に当たり、多くの実績をチームと共に残して参りました。 改めまして、これまでご縁を頂きましたチーム関係者、並びに選手の皆様に感謝申し上げます。 ※これまでの指導実績については、写真にて別途掲載 (写真をスワイプ➡️) 生涯指導者現役を貫き、現場一筋で指導にあたって参りました。 逝去した当日も、いつもと変わらず現場指導にあたり、翌日以降に備え自宅にて身体を休めていた中でのあまりにも突然の死に、ご家族はもちろんのこと、弊社スタッフ一同、驚きと深い悲しみに暮れました。 一方で、大道担当の指導現場では、大道の思いを継ぎ、穴を空けぬよう、翌日以降もスタッフで手分けして現場に立ち続けております。 そして、その現場においてはチーム関係者や選手より、大道への感謝の言葉と、これまでの指導に対する賛辞を数多く頂戴し、大きな信頼を得ていたことを改めて知ることとなり、その存在の大きさを実感させられました。 この先も、大道の歩んだ道、最期まで真摯に選手と向き合ったその生き様を弊社の誇りとして、そのノウハウや遺志を継承していかねばならぬと、スタッフ一同、身の引き締まる思いでおります。 今後とも宜しくお願い申し上げます。 なお、葬儀につきましては、すでにご家族・近親者を中心に済ませおります。 他方、これまで多くの方にご縁を頂いたことに感謝をお伝えする場を設けたいと考えており、後日、改めまして、弊社主催で「大道泉を偲ぶ会」を開催する予定でおります。 後報をお待ちください。 有限会社ジェイ・ピー・フィットネス 代表取締役 鬼頭祐介
2024.06.17
【顧問先チーム試合結果/試合予定】 ◎社会人野球⚾️ 第95回都市対抗野球大会 /2024.7.19〜30@東京ドーム ◆三菱自動車岡崎:2年連続14回目  1回戦(7/22月)1400- vs NTT西日本 <地区予選> 東海地区 第2代表 [第1代表T] 1回戦(5/23) 岡崎 7-1 ジェイプロジェクト 2回戦(5/26) 岡崎 2-0 日本製鉄東海REX 3回戦(6/1) 岡崎 3-0 東邦ガス 代表決定戦(6/5) 岡崎 3-4× ヤマハ [第2代表T] 代表決定戦(6/7) 岡崎 8-4 東邦ガス ◆JFE東日本:3年ぶり26回目  1回戦(7/21日)1400- vs 日本製鉄かずさマジック <地区予選> 南関東 第3代表 [第1代表T] 1回戦(6/2) JFE 14-0 SUNホールディングス 2回戦(6/4) JFE 7-0 テイ•エス•テック 代表決定戦(6/6) JFE 4-8 日本通運 [第2代表T] 代表決定戦(6/7) JFE 0-6 かずさマジック [第3代表T] 代表決定戦(6/9) JFE 5-1 オールフロンティア https://www.jaba.or.jp/upload/JABA事務局/95回大会組合せやまがた.pdf #jpfストレングス工房 #社会人野球 #トレーニング #第95回都市対抗野球大会 #三菱自動車岡崎野球部 #jfe東日本野球部
2024.06.17
【顧問先チーム結果報告】 ◎高校ラグビー🏉 第72回関東高等学校ラグビーフットボール大会 /2024.6.8-9@熊谷ラグビー場 ◆國學院栃木高校(栃木):Aブロック準優勝🥈  1回戦(6/8) 國栃 24-19 目黒学院  決勝(6/9) 國栃 6-40 桐蔭学園 ◆昌平高校(埼玉):Aブロック4位  1回戦(6/8) 昌平 10-43 桐蔭学園  決勝(6/9) 昌平 14-19 目黒学院 ◆流経大柏高校(千葉):Bブロック優勝🥇  1回戦(6/8) 流経 34-6 山梨学院  決勝(6/9) 流経 8-5 茗溪学園 https://www.rugby.or.jp/files/sheet/2610.pdf #jpfストレングス工房 #高校ラグビー #トレーニング #國學院栃木高校ラグビー部 #昌平高校ラグビー部 #流経大柏高校ラグビー部
2024.05.05
【顧問先チーム試合結果】 ◆武相高校野球部 令和6年度 神奈川県高等学校野球春季県大会 優勝🏆(42年ぶり6回目) □2回戦(4/6)  武相 3-2 相洋 □3回戦(4/13)  武相 8-2 立花学園 □4回戦(4/20)  武相 5-3 横浜商 □準々決勝(4/27)  武相 6-5 日大藤沢 □準決勝(5/3)  武相 6-5 向上 □決勝(5/4)  武相 9-8 東海大相模 ⭐︎関東大会@群馬(5/18〜26)へ出場 https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTournament.action?cupId=20240008751 #jpfストレングス工房 #野球 #高校野球 #神奈川県高校野球 #武相高校 #武相高校野球部 #優勝
2024.05.04
JPFストレングス工房が 現在、サポートしているチーム 及び、個人会員(@九段下ジム)の競技内訳、2024年度版です。 チーム指導のご依頼、あるいは九段下のジムへの入会(体験トレーニングあり)検討に際して、参考にして下さい。 多岐にわたる競技をサポートしております。 #jpfストレングス工房 #野球 #ラグビー #バスケ #柔道 #相撲 #空手 #空道 #mma #ボート #ラクロス #サッカー #競泳
2024.04.18
【顧問先チーム試合結果】 ◆富士通女子バスケットボール部 :第25回Wリーグ プレーオフ優勝🏆 (16年ぶり2回目) 〈セミファイナル〉2戦先勝方式 □4/6  ○富士通 73-59 シャンソン● □4/7  ●富士通 70-71 シャンソン○ □4/8  ○富士通 93-72 シャンソン● 〈ファイナル〉2戦先勝方式 □4/13  ○富士通 64-57 デンソー● □4/14  ●富士通 62-73 デンソー○ □4/15  ○富士通 89-79 デンソー● https://www.wjbl.org/schedule_result/ #jpfストレングス工房 #バスケットボール #女子バスケ #富士通レッドウェーブ #第25回wリーグ #優勝
2024.03.04
⭐️アルバイト募集⭐️ JPF ストレングス工房では,2024年 4月〜のアルバイト(トレーニング指導アシスタント)を追加募集します。 将来,スポーツ選手のトレーニング指導者を目指す方で、指導現場にてアシスタントとして学びながら経験を積みたい方をその対象とします。 写真の内容をご確認の上、ご希望の方は、申込フォームへお進み下さい。 ※トップページのリンクに申込フォームURLを貼付しております。 担当:JPFストレングス工房 代表 鬼頭祐介 #jpfストレングス工房 #アルバイト募集 #トレーニング指導者 #アシスタント募集
2024.03.04
⭐︎受講生募集⭐︎ ストレングス工房では、ウェイト・トレーニング講座(WT講座)の受講生を募集しております。 スポーツ選手を対象に様々な現場でトレーニング指導を展開する『ストレングス工房』のノウハウを講義,実技を交えながら、習得していく継続講座です。 トレーニング指導者を志す方はもちろんのこと、ATやPT、柔整,鍼灸など医療系の資格取得を目指しながら、将来の仕事にトレーニング指導を取り入れたいと考えている方を対象としています。 単発セミナーや複数回完結型での認定講座のようなスタイルではなく、半年,1年,2年…と継続する『課外ゼミ』のようなスタイルで、まずは自身でトレーニングを実践しながら、知識と経験を積み重ねていくことをテーマとしています。 コロナ禍が明け、昨年2023年6月頃より再開したWT講座は、現在、大学生,専門学生合わせて9名の学生が週1回の講座に継続参加しております。 4月から大学,専門学校に入学される方、また在学中の方で、新年度より新しいことを習得したいと考えている方は、是非お気軽にお問い合わせ下さい。 開講は、4月〜としておりますが、3月からの体験参加も可能です。また、4月以降、新年度の生活が落ち着いてから5月,6月,それ以降、どのようなタイミングからでもご参加頂けますので、ご連絡・ご相談下さい。 お申し込みは、ダイレクトメッセージ(DM)にて、随時受け付けております。 その際、以下の項目を添えて頂けますと幸いです。 ◇氏名 ◇所属•学年 ◇体験希望日時 ◇その他 質問(あれば) 以上、皆さまのお申込みをお待ちしております。 JPFストレングス工房 代表 鬼頭祐介 #jpfストレングス工房 #ウェイトトレーニング #スポーツ選手 #トレーニング指導
2023.11.28
【工房会員試合結果】フルコンタクト空手 ◆武藤 恵汰 選手(勇式会館) 『第2回 総極真世界空手道選手権大会』 /2023.11.25(土)26(日) @グランシップ静岡 一般男子重量級 4位入賞🥋 https://sokyokushin.jimdofree.com/世界大会結果/ #jpfストレングス工房 #武藤恵汰 選手 #空手 #勇士會館
2023.11.20
【顧問先チーム試合結果】 ◆慶應義塾大学野球部 第54回明治神宮野球大会 優勝🏆 (4年ぶり5回目) □2回戦(11/18)  慶應 7-0 環太平洋大 □準決勝(11/19)  慶應 5-1 日本体育大 □決勝(11/20)  慶應 2-0 青山学院大 https://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/ #jpfストレングス工房 #野球 #大学野球 #慶應義塾大学野球部 #第54回明治神宮野球大会 #優勝
2023.10.31
【顧問先チーム試合結果】 ◆慶應義塾大学野球部 :2023年秋季リーグ戦優勝🏆 (4季ぶり40回目) 14試合10勝3敗1分 勝点5/完全優勝 http://www.big6.gr.jp/index.php 明治神宮大会への出場権獲得! <試合予定> ◎第54回 明治神宮野球大会 /2023.11.15水〜20月@神宮球場 □ 2回戦:11/18土1500 □ 準決勝:11/19日1230 □ 決勝:11/20月1300 #jpfストレングス工房 #野球 #大学野球 #東京六大学野球 #慶應義塾大学野球部 #優勝
2023.10.28
【プロ野球ドラフト情報】 顧問先チームより、以下の選手が選出されました。 ◆廣瀬隆太 内野手(慶應大学) 福岡ソフトバンクホークス 3巡目指名 プロ野球での活躍を祈念致します。 https://draft.npb.jp/draft/2023/ #jpfストレングス工房 #野球 #大学野球 #プロ野球 #慶應大学野球部 #福岡ソフトバンクホークス
2023.10.09
⭐️アルバイト募集⭐️ ※写真を右にスワイプ→→→ JPF ストレングス工房では,2023 年 11 月よりアルバイト(トレーニング指導アシスタント)を募集します。 将来,スポーツ選手のトレーニング指導者,及びトレーナー(AT やメディカルスタッフ)を目指す方で、指導現場にてアシスタントとして学びながら経験を積みたい方をその対象とします。 写真の内容をご確認の上、ご希望の方は、申込フォームへお進み下さい。 ※トップページのリンクに申込フォームURLを貼付しております。 担当:鬼頭 #jpfストレングス工房 #アルバイト募集 #トレーニング指導者 #トレーナー募集 #アシスタント募集
2023.09.26
【工房会員試合結果】格闘技 ◆岩﨑 大河 選手(大道塾/パラエストラ東京) 『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2023 Vol.6』 /2023.9.24(日) @後楽園ホール <ミドル級>5分3R ○ 岩﨑大河 vs キム•ウンス ⚫︎  判定勝ち(3-0/30-27,30-27,30-26) https://efight.jp/result-20230924_1421169 #jpfストレングス工房 #岩﨑大河 選手 #総合格闘技 #mma #大道塾 #大道塾吉祥寺 #パラエストラ東京
2023.08.27
工房『富士登山🗻』 2016年以来、3度目の工房公式?イベントの『富士登山』を8/26(土)-27(日)にかけて敢行してきました。 今回は、工房スタッフ(鬼頭/西本)と工房社会人会員の希望者3名を加えての5名で登頂を目指しました。 鬼頭以外は皆、初富士山ということで、事前の準備から情報共有しながら、当日を迎え、計画通りにスタートしました。 しかし、スタートしてすぐに、雷雨⛈️ 事前に予報があった為、スタート時から雨装備にしていたこともあり、タイミングよくシェルターに退避することもでき、一時的な雷雨にも何とか対応し、再び山頂に向けて歩みを進めました。 すると、夜が深まるにつれて、空は晴天に。 満天の星空の下を登り続け、日の出予定時刻とほぼ同時刻に登頂🗻 眼下に広がる雲海と共に、程なくして見事なご来光を拝むことができました🌅 初めて登頂に成功した4名も、さすが普段トレーニングで鍛えているだけあり、リタイヤを出すことなくやり遂げました。 富士登山は、多くの人が「人生に一度は経験してみたい」と挙げるイベントの一つかと思いますが、なかなかそのキッカケがなく、アクションを起こせないことが見受けられます。 今回がそのキッカケとなり、皆さんにとって良い思い出・経験となったなら、開催意義があったと言えるでしょう。 また、工房ではこれからも、富士登山をはじめとしたアクティビティ系のイベントを不定期ながらも開催していきつつ、スタッフの楽しみと会員との交流を深めるきっかけづくりとなるようにしていきたいと思います。 #jpfストレングス工房 #富士山 #富士登山
2023.08.23
【工房会員試合結果】 2023世界全極真 東日本空手道選手権大会 /2023.8.11@エスフォルタアリーナ八王子 ◆武藤 恵汰選手(勇士會館) 一般男子上級重量級70kg以上 優勝🏅 http://shiyuukai.org/contents/wp-content/uploads/2b0a76948bcab486b0ce8e92b054a814.pdf #jpfストレングス工房 #空手 #フルコンタクト空手 #極真 #勇士會館 #武藤恵汰 選手
2023.08.08
【工房会員試合結果】 ワールドマスターズ•ハンガリー2023 /2023.8.4-6@ブダペスト ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 3位🥉 https://www.ijf.org/news/show/100kg-turoboyev-is-back ※写真:IJF HPより引用 #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道 #レイズカヨル選手
2023.08.08
【顧問先チーム試合結果】 ◆三菱自動車岡崎(3年ぶり13回目) :20年ぶりのベスト8 (2003年:ベスト4) ◎第94回都市対抗野球大会 /2023年7月14日〜25日@東京ドーム <試合結果> □ 1回戦(7/19)  三菱岡崎 8-5 セガサミー □ 2回戦(7/21)  三菱岡崎 9-3 SUBARU □ 準々決勝(7/23)  三菱岡崎 1-4 ヤマハ https://baseball.omyutech.com/CupHomePageTournament.action?cupId=20230005168 #jpfストレングス工房 #野球 #社会人野球 #三菱自動車岡崎野球部 #第94回都市対抗野球大会
2023.07.12
JPFストレングス工房が 現在、サポートしているチーム 及び、個人会員(@九段下ジム)の競技内訳です。 時折、聞かれたり、問い合わせを頂くことがあるので、まとめて掲載致します。 チーム指導のご依頼、あるいは九段下のジムへの入会(体験トレーニングあり)検討に際して、参考にして下さい。 多岐にわたる競技をサポートしております。 #jpfストレングス工房 #野球 #ラグビー #バスケ #柔道 #相撲 #空手 #空道 #mma #ボート #プロレス #ゴルフ #マラソン #テニス
2023.07.10
【顧問先チーム/工房会員 試合結果】 ◎東京都ジュニア柔道体重別選手権大会 /2023.7.9(日)@東京武道館 以下の選手が、9月に開催される「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会」への出場権を獲得しました。 <顧問先チーム> ◎中央大学 ◆岩崎雄大 選手 :100kg級 優勝🏅 ◆佐々木匠太郎 選手:90kg級 準優勝🥈 ◆青井辰樹 選手:81kg級 準優勝🥈 <工房個人会員> ◎日本大学 ◆濵﨑龍真 選手:100kg超級 5位 https://www.tojuren.or.jp/user/media/zyudorenmei/page/news/taikai/Jr/05kekka.pdf #jpfストレングス工房 #柔道 #中央大学柔道部 #日本大学柔道部 #東京都ジュニア柔道体重別選手権大会 #全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
2023.05.18
【工房会員試合結果】 『北斗旗 第6回世界空道選手権大会』 2023.5.13(土)•14(日) 於:国立代々木競技場 第ニ体育館 ◆岩﨑大河 選手(大道塾総本部) 男子270超 優勝🏆 ◆内藤雅子 選手(大道塾横浜北支部) 女子220超 優勝🏆 ◆大倉萌 選手(大道塾吉祥寺支部) 女子220以下 準優勝🥈 3選手共に、対外国人選手に対しても力負けすることなく勝ち、見事な成績を収めました。 https://efight.jp/result-20230514_1377443 ※写真:「イーファイト」より引用転載 #jpfストレングス工房 #大道塾総本部 #岩﨑大河 選手 #大道塾横浜北支部 #内藤雅子 選手 #大道塾吉祥寺支部 #大倉萌 選手 #空道
2023.05.18
【工房会員試合結果】 2023 世界柔道選手権 /2023.5.7-13@カタール•ドーハ ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 7位 ※大会後の世界ランキングは、4位に浮上 https://www.ijf.org/news/show/100kg-adamian-fulfils-his-potential ※写真:IJF HPより引用 #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道 #レイズカヨル 選手
2023.05.01
【工房会員試合結果】 ◎柔道 2023年全日本柔道選手権大会 /2023.4.29@日本武道館 ◆一色 勇輝 選手(日本中央競馬会) :5位(ベスト8/2大会連続) https://seikosportslink.com/ddr/1001023003/JU/JU/M/300/10/CONTESTRESULTS.pdf #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道 #一色勇輝 選手 #全日本柔道選手権大会
2023.04.18
【顧問先チーム契約満了】 『感謝の18年』/担当:鬼頭祐介 2023年4月17日をもちまして、清真学園高校(中学)ラグビー部のトレーニング指導契約を満了致しました。 まずは、2005年3月より18年間、誠にありがとうございました。 清真学園は、私、鬼頭がプロの指導者としてのキャリアをスタートさせた最初のチームでした。 (正確には、当時、早稲田大学を卒業し、同年4月より同大学院に進学した為、本当の意味での「プロ」と呼べるのは2007年4月以降になりますが…。) 当初、清真の監督をされていた渡辺監督から私の上司である大道へ指導の依頼があり、私は助手の立場で携わるところからのスタートでした。 大学までは野球を専門競技としてやってきた中で、初めて携わるラグビーという競技。 どのようにプログラムを組み、トレーニングを教えるか、上司に付きながらまさにOn the jobで習い経験を積みながら、週1回現場に足を運んでいました。 当初は、毎回、不安な気持ちや緊張感を抱えながら、事前の準備(何を話すか,どう教えるかなど)をし、事後の報告•反省をしながらの日々だったことを今も思い出します。 そして、1年経ち、2年経ち、3年目の途中から、完全に担当を任される形となりました。 そこから1年1年、我々に限らず、多くのトレーニング指導者,トレーナーがそうであるように、単年契約を繰り返し更新する形で、結果的に18年の月日が流れていました。 18年というと、今の高校3年生が生まれてから今日に至るまでの年月です。 監督も渡辺先生から、和田先生(現監督)に代わり、それでもなお声をかけ続けて頂きました。 18年間、チームの特筆すべき戦績は、以下の通りです。 2007年 東日本大会優勝(中学) 2010年 全国選抜大会出場 2011年 全国大会(花園)出場(8年ぶり8回目) 2011年以前に、7度の花園出場実績がある清真学園のようなチームにあって、この間の成績は、低迷と言われても仕方ないものです。 トレーニング指導者がチームを勝たせるなどというのは、いかに不遜な考えであるかということはこの18年の経験で会得しました。 ただ、チームがトレーニング指導者と契約をするのは、チームを強化する為であり、少なからずチームの勝ちに結びつけたいという思いがあるということも事実です。 そういう観点から言えば、とっくに契約を切られていてもおかしくなかったかと思います。 しかしながら、私の師である田内•大道が作った「ストレングス工房」という後ろ盾とトレーニングのノウハウ、そして鬼頭祐介という人間に何かしらの付加価値のようなものを感じて頂き、徐々に信頼を得ながら、関係を続けてこられたのではないかと思っています。 今の私がどのレベルの指導者か分かりませんが、少なくとも過去の私を振り返ると、経験も実力もない中で、反省すべき言動や恥ずかしい言動が多々ありました。 チームのことを振り返れば、花園を決めたケーズデンキでのその瞬間、花園のメイングラウンドでの國學院久我山との試合など、歓喜の思い出もあります。 しかしながら、強く印象に残るのは負けた試合です。 最初は、2007年。関東大会,国体予選とライバル茗溪学園に連勝し、いよいよ花園かと誰もが思った年、花園予選決勝では0-31のシャットアウト負け。 この時、携わってすぐに花園に行ける!と思っていた自分の甘さを恥じました。 次は、2010年。花園予選準決勝。結果的に、決勝も勝って花園を決めた常総学院に、10-14で敗戦。雨の中、ラストワンプレーでモールを押し切れず、無念のホイッスル。 この時、勝てないのは自分のせいなのでは?上司が携わっていたら、こんな負け方はしないのでは?と何度もベクトルを自分に向け、悔しくて泣きました。 18年という年月を過ごしたチームで、エピソードを挙げればキリがありません。 それほどまでに多くの経験をさせてもらいました。 勝つ喜び、負ける悔しさはもちろんのこと、チーム強化に参画するということ、選手との関係、監督•コーチをはじめ、各スタッフとの関係など。 清真学園というチームに携わり、若い時期に失敗や多くの負けを経験させてもらいながらも続けさせてもらえたからこそ、今の私があると思っています。まさに、原点といえるチームでした。 「継続は力なり」 渡辺先生(現総監督)が掲げる部訓ですが、これこそまさに私に当てはまる言葉です。 指導者としてまだ道半ばではありますが、18年継続できたからこそ、間違いなく当初よりも力がついていることを感じています。 本来、選手やチームの力になり、教え,与える立場である私ですが、逆に多くのことを教わり,与えられたと思っています。 最後になりましたが、改めまして、18年間ありがとうございました。 先生方、スタッフの皆さま、そして現役選手はじめOB,OG選手、その選手を支える父母の皆さま、本当にありがとうございました。 清真学園が、今年、悲願の花園出場を達成し、さらに今後もチームが益々発展し、好成績をおさめていくことを心より祈念致します。 指導者としてのキャリアはまだ続きますが、心に刻まれるチームでした。感謝! JPFストレングス工房 鬼頭祐介
2023.04.17
【顧問先チーム試合結果】 ◆慶應大学端艇部(男子) 第92回早慶レガッタ /2023.4.16(日)@隅田川 ◎対抗エイト:勝利🏅 慶應:13分11秒57/4艇身差 早稲田:13分25秒68 ◎第ニエイト:勝利🏅 慶應:12分45秒96/1.5艇身差 早稲田:12分54秒28 2020年シーズンより携わる慶應大学端艇部 早慶レガッタの戦績は、以下の通り <2020年>中止 <2021年>対抗:勝 第ニ:敗 <2022年>対抗:敗 第ニ:勝 <2023年>対抗:勝 第ニ:勝 4期目で、初めてのW勝利でした。 選手の皆さん、お疲れ様でした。 おめでとうございます。 ※写真:早慶レガッタ公式Twitterより引用転載 #jpfストレングス工房 #慶應大学端艇部 #早慶レガッタ #ボート
2023.04.04
【工房会員試合結果】 2023 柔道グランドスラム アンタルヤ大会 /2023.3.31-4.2@トルコ ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 3位🥉 グランドスラム2大会連続の銅メダル獲得❗️ https://www.ijf.org/news/show/100kg-fara-bulous ※写真:IJF HPより引用 #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道 #レイズカヨル 選手 #柔道グランドスラム
2023.04.04
【工房会員試合結果】 ◎柔道 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会・100kg超級 /2023.4.2@福岡国際センター ◆一色 勇輝 選手(日本中央競馬会/初出場) :3位🥉 1回戦 vs 松村颯祐(パーク24) 優勢勝ち(払腰) 準決勝 vs 太田彪雅(旭化成) 一本負け(大内刈) https://seikosportslink.com/ddr/1001023001/JU/JU/M/200/10/DRAWSHEET.pdf #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道 #一色勇輝 選手 #2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
2023.04.04
【顧問先チーム試合結果】 ◎高校ラグビー🏉 第24回 全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 /2023.3.25〜3.31@熊谷ラグビー場 ◆國學院栃木高校(栃木/4大会連続9回目) :ベスト4❗️ 1回戦(3/25) 21-19 尾道 2回戦(3/26) 39-5 札幌山の手 準々決勝(3/28) 33-31 佐賀工業 準決勝(3/29) 7-51 桐蔭学園 ◆流経大柏高校(千葉/6大会連続16回目) :初戦敗退 1回戦(3/25) 0-20 大阪桐蔭 コンソレーション(3/26) 38-5 秋田中央 https://www.rugby-japan.jp/news/51862 #jpfストレングス工房 #高校ラグビー #ラグビー #第24回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 #國學院栃木高校ラグビー部 #流経大柏高校ラグビー部
2023.03.30
【工房OB 来訪】 今シーズン(2022-23)より、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪に加入した古谷亘選手が、先日、シーズン中の貴重なOFFの合間を縫って挨拶に来てくれました。 古谷選手は、佐野日大高校時代より、鬼頭がトレーニング指導を担当。 日大進学後〜卒業後(明治安田生命)も、個人的に工房へ通い続けてくれ、延べ9年半にわたり身体づくりに携わった、思い入れの深い自慢の選手の一人です。 多くの怪我を経験しながらも、不屈の闘志で努力を続け、昨年秋についに念願のプロラグビー選手となりました。 昨年12月には、リーグワン初キャップも獲得。 ここに至るまでに、多くの時間が要した分、これから益々の活躍を期待すると共に、長く現役を続けて欲しいものです。 古谷選手の活躍、ならびにレッドハリケーンズの勝利を祈念しております。 皆さま、応援よろしくお願いします! ※3枚目の動画は、2019年1月(古谷選手23歳の時)。フルBP210kg❗️ #jpfストレングス工房 #古谷亘 選手 #nttドコモレッドハリケーンズ大阪 #リーグワン #ラグビー
2023.03.25
バスケットボール選手の脚トレーニング~怪我選手の健側強化~ ⁡ 【Program for…】No.100 バスケットボールは接触を伴う競技であることから、怪我の危険性が高いスポーツと言えます。特に足関節や膝関節など、下肢の傷害が多いのがバスケットボールの特徴でもあります。 出来るだけ怪我をせずにプレイし続けられるのがベストですが、アクシデントによるもの(着地で相手の足を踏む・空中で当たってバランスを崩して着地するなど)も多く、どうしても練習を休まなければならない場合も出てくるでしょう。 今回は、そういった下肢の怪我による離脱期間中のトレーニングプログラムの紹介です。 下肢を怪我した場合、患部外トレーニングとして上半身の種目に取り組む選手は多くみられますが、怪我をしていない側(=健側)の脚トレーニングを早期から行っているケースは決して多くないように思います。しかし、健側のトレーニングだけでも行っておけば継続して筋力強化を図れますし、それがトレーニングできない側(=患側)の筋力低下を抑えるという効果をもたらすので、是非取り組むべきだと私たちは考えています。 患側に負荷がかからないように健側強化が図れるプログラムの一例を下記に紹介します。注意点として、患側の状態によっては安全に行えない可能性もあるため、医者やトレーナーと相談の上、行うようにしてください。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:片脚ハーフデッドリフト →②自重:BOX片脚乗せワイドSQ/ブルガリアンSQ/BOX片脚SQ →③片脚カーフレイズ(1回ずつ・連続リズム) ---------------- ◆ポイント ①片脚ハーフデッドリフト 患側は踵を上げてBOXに乗せ、健側に体重が乗った状態でハーフデッドリフトを行います。バーを挙げていくときも健側一本で支持するよう注意しましょう。 ②1)BOX片脚乗せワイドSQ 患側をBOXに乗せて傾きを作り、自然と健側に体重が乗るようにします。 ②3)BOX片脚SQ 通常の片脚SQと同じですが、1)と異なりBOX上の脚が健側です。下がっていくときにBOX下の脚(=患側)に荷重しないようにしましょう。 ③片脚カーフレイズ 下肢を怪我するということはその期間走れないということになります。下腿の筋力を衰えさせないため、SQだけでなくカーフレイズも併せて行ってください。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #クイックリフト #脚トレーニング
2023.03.19
【工房会員試合結果】 2023.3.19(日)全日本選手権予選🥋 ◎令和5年 東京都柔道選手権大会@東京武道館 ◆一色 勇輝 選手(日本中央競馬会):優勝🏅(初) ⇒ 令和5年全日本柔道選手権大会(2023.4.29@日本武道館)出場 ◎令和5年 関東柔道選手権大会@山梨県小瀬武道館アリーナ ◆佐藤 果 選手(センコー):5位 ◆小野 華菜恵 選手(センコー):6位 ⇒ 第38回皇后盃全日本女子柔道選手権(2023.4.23@横浜武道館)出場 以上、3選手が全日本選手権への出場権を獲得しました。おめでとうございます! ※写真(記事):『柔道サイトeJudo』より引用転載 #jpfストレングス工房 #柔道 #jra柔道部 #一色勇輝 選手 #センコー柔道部 #佐藤果 選手 #小野華菜恵 選手
2023.03.18
「バインド力アップのためのトレーニング」  相手を逃がさず倒すタックル、大きな塊りとなって押し切るモールなど、ラグビーでは“引 き付ける力”、“引き寄せる力”が特に重視されます。引き付ける力、いわゆるバインド力をつけるため には、腕・背中の強化はもちろんのこと、肩~上体~胴体(体幹)の連動性を考えたトレーニングが 必要となります。  今回は、バインド力強化のためのトレーニングを紹介していきます。 ◆プログラム例  このプログラム で主にねらっているのは、相手を抱え込みホールドする力をつけることです。  ふところを深くし、腕だけでなく肩~背中~体幹を使って相手を締め付けます。 〈プログラム 例〉 ❶ベンチ・プル(or ベント・オーバーロウ or ベント・オーバースプリットロウ):6~10 回×5~ 8セット ❷ダンベル・フライ:6~10 回×3~5 セット ↓ ❸アンダーハンド D.フロントレイズ&サーキュレーション:5~8 回×3~5 セット ↓ ❹対人リフト&ツィスト:3~5回×2~3セット ※❷~❹は、スーパーセットで行う ◆エクササイズ解説 《ベンチ・プル》❶    ベンチにうつ伏せになり、バーベルを引き付ける種目です。ベンチ・プレスとは正反対の動作で、上背の強化に効果的となります。  ベント・オーバーロウ:ベンチを使わないで行うプル系のエクササイズです。立位姿勢で上体を前傾させて行うため、上背部だけでなく下背部~腰部、脚へも負荷がかかります。  ベント・オーバースプリットロウ:バーベルをまたいだ状態で腰を落として両手でバーベルをつかんで立ち上がります。片方の足をベンチにかけ上体を前傾させてスタート姿勢をつくります。このスタートの構えから股下にあるバーを引き挙げます。自分の太ももを胸当て代わりにして上体を支えることで動作を安定させるのがポイントです。 《ダンベル・フライ》❷  ベンチに仰向けになり、両手でダンベルを持って構えます。いったん胸前で挙上してから、ダンベルを両サイドに下ろしていきます。できる限りダンベルの位置を下げ、そこから切り返して元の位置 へと戻します。胸をしっかりと開くこと、ダンベルを下ろし切った時に腕は少し曲げておくことがポ イントです。 《アンダーハンド D.フロントレイズ&サーキュレーション》❸  ダンベルを両手で持ち、手のひらを上に向けた状態で前方へと挙げていきます。ダンベルの軌道は、 外側から内側へと絞り込むようになります。  また、ダンベルを挙上していくとき、肩甲骨を前方へと滑らせて(外転させて)、フトコロを深くす るのもポイントです。 《対人リフト&ツィスト》❹  相手を背後から抱えてリフトします。この状態から左右に相手を振り回します。全身を使って一連の動作を行うこと。  ◆まとめ  バインド力を伸ばしていくための基礎となるのは、ベンチ・プルによる引きの力です。この力を大きく伸 ばしたうえで、対人系エクササイズを組み合わせるなどの工夫をすると、より効果的なトレーニング となります。  また、肩甲骨を外転させて、ふところを深くするのも重要なポイントのひとつです。腕の起点は背 中側の背骨にあるというような感覚を持つとよいでしょう。  《文責:大道泉》 #ラグビー #ストレングストレーニング #バインド #背中の強化 #引き込む力 #ストレングス工房
2023.03.11
【Program for…】No.98 第98回目は、『野球選手のプレシーズン・トレーニング:腹斜筋の肉離れ予防』です。 野球選手のテーマ別トレーニング『プレシーズン編』第2弾は、「腹斜筋の肉離れ予防を目的としたエクササイズ」を紹介します。 3月に入り、高校,大学,社会人,プロと全てのカテゴリーで対外試合(オープン戦)が解禁となり、社会人やプロ(日本代表:WBC)では公式戦も始まりました。 シーズン入りを間近に控えたこの時期の実戦では、徐々に投手の投げる球やバッターのスィングの強度(出力,スピード)が高まります。 一方で、この時期は気温が高まり暖かいと感じる日がありながらも、時折、気温が一気に下がる日もあり、その時々に合わせた身体の準備・対応が必要となってきます。気をつけなければならないのは、暖かい日はいつも以上に身体が動き過ぎること、また逆に寒い日は筋温が冷めやすいことから、セカンドアップなど繰り返し身体を温めておかないと、筋肉に大きな負担がかかるということです。 また、さらに気をつけなければならないのは、疲労(リカバリー)の問題です。 この期間は、実戦感覚を養いながら、チームプレーの確認をする為、多くの試合が組まれます。 当然、練習とは違い大きな負荷がかかることから、疲労が蓄積しやすくなります。 そして、以上のような状況が重なることから、この時期は、前回(No.95)紹介したようなハムストリングの肉離れと共に、腹斜筋群の肉離れ(コンディション不良)が多く見受けられます。 「投げる・打つ」といった野球における基本動作では、繰り返し体幹部を「捻る」動きが入ります。 そして、上述のように、徐々にその強度が高まっていくことから、筋肉への負担が大きくなり、肉離れなどのアクシデントが発生します。 そのようなことを踏まえ、今回は腹斜筋の補強エクササイズを紹介します。 今回は、プログラムという形ではなく、それぞれ有効と思われるエクササイズを系統ごとに紹介しています。 トレーニングのウォームアップパートに一通り行う形でも良いですし、メインパートの間に組み込むのでも良いかと思います。 なお、ポイントは以下の通りです。 ◎側屈(伸ばす,縮める)と捻る動きを組み合わせる ◎立位のエクササイズでは股関節の動きと連動させる ◎動きはなるべく速く。特に切り返しを伴うような動きでは、姿勢が崩れないように制御する。 以上に留意しながら、以下を行なってみて下さい。 ーーーーーーーーー <SPスタンス•ディスク負荷エクササイズ> ⚫︎スプリット•ツィスト(腰切り):10回 ⚫︎スプリット•ツィスト•ストレッチ:10〜20回 ⚫︎スプリット•サイド•ベンド•ストレッチ:10〜20回 ※ディスク:10〜15kg <ソフトMB腹筋エクササイズ> ⚫︎サイド•ツィスト•スロー:20〜30回 ⚫︎スタンディング•サイド•ツィスト•スロー:10〜20回 ⚫︎スタンディング•スプリット•ツィスト•スロー:10〜20回 ※ソフトMB:2〜3kg <MB腹筋エクササイズ> ⚫︎サイド•キャッチ&肋間外し:20〜50回 ※MB:1.2〜2.0kg <ディスク負荷負荷エクササイズ> ⚫︎サイド•シットアップ&ツィスト:各10〜20回 ※ディスク:5〜10kg <ストレッチ> ⚫︎肋間ストレッチ:側屈&回旋:20秒&10回 ーーーーーーーーー 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #体幹トレーニング #腹斜筋 #肉離れ予防
2023.03.08
「第24回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」 の組み合わせが決まりました。 顧問先チームの國學院栃木高校、流通経済大学附属柏高校が出場します。  観戦、応援のほどロスよろしくお願いいたします。
2023.03.04
バスケットボール選手のジャンプ力強化⑥ ⁡ 【Program for…】No.97 今回のプログラムはダンベルを使った種目を中心に紹介しています。 前回、クリーンやハイプルアップといったクイックリフトを用いましたが、他の種目としてジャークやスナッチも挙げられます。シュートの他、ディフェンスなどでも肩を挙上する動作が多いバスケットボールにおいて、ジャークやスナッチといった種目も組み込みたいところです。 しかし、バーベルでは肩の怪我のリスクも高くなるため、私たちは安全性の面からダンベルを用いることを推奨しています。重量という点ではバーベルに比べるとどうしても軽くなってしまいますが、その分バーベルでは出せない動きや片手で扱えるというメリットもありますので是非試してみてください。 ⁡ ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:ダンベルSPジャーク/ダンベルワンハンドSPスナッチ →②自重:ドロップジャンプ(真上・前) →③腹筋(キックアップ) ---------------- ⁡ ◆ポイント ①ダンベルSPジャーク/ワンハンドスナッチ ジャークは肩の高さからスタートし、スナッチは床からスタートします。動きの鋭さがポイントとなりますので、スピードが落ちない重量・回数を選びましょう。 ②ドロップジャンプ(前) 地面を弾くドロップジャンプですが、真上のジャンプはこれまで何回か用いてきました。今回は前方向に跳ぶという方法も紹介しますが、高さも高→低や低→高といったように変えられるので、それを跳ぶための身体の動きも自然と身に付けることができます。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #クイックリフト #脚トレーニング
2023.02.25
「ラグビー選手のための臀筋強化③ ー粘り強い足腰づくりー」  簡単には倒れない、低い姿勢で耐えられる、いわゆる“粘り強い足腰”づくりは、ラグビーにとって重 要課題のひとつです。尻まわりや太腿の下半身を大きくすることは、そういったプレーの安定感向上につながります。今回は立ち姿勢で臀筋強化を図りながら、バランス能力向上にも役立つトレ ーニングを紹介していきます。 ◆プログラム 〈プログラム A〉 ①ハーフSQ:5~8セット ❷ワイドSQ:6~10 回×3~5 セット ↓ ❸ワイドSQ&ステッピング:5~10回×3~5セット 〈プログラム B〉 ①ハーフSQ:5~8セット ❷3/4ワイドSQ:5~10 回 10×5セット ↓ ❸対人負荷ランジ:3~5回×3セット  “プログラム A”は、ハーフSQ をメイン強化種目として進める例です。それに加え、ワイ ド SQとワイドSQの姿勢で足を前方へと踏み出すステッピングとを組み合わせた内容となっています。  ステッピングは、バーベルを肩に担いだ状態での移動動作となるため、負荷のかかり方が多方向(前方下方向)になり、体 幹‐脚姿勢のバランス維持が難しくなります。  安定したフォームで、低い姿勢を保つためには、脚だけでなく身体全体を使ってコントロールすることがポイントとなります。  “プログラム B”でも、ハーフ SQ のメイン強化種目としての位置づけは変わりません。その後に3/4(スリ ークォーター)ワイドSQと対人系エクササイズを組み合わせて、よりダイナミックな動きの中でも姿勢が崩れないようにする身体操作の能力向上をねらっています。 ◆エクササイズ解説 《ハーフSQ》AB①  ハーフSQによる脚の基礎的筋力の養成と脚および尻周りのバルクアップは、必要不可欠なトレーニングです。この大前提があってこそ、ステッピング等による補強トレーニングがより効果的に進められます。 《ワイドSQ、ワイド SQ&ステッピング》A❷❸  足幅を左右に広くとって構えます。この構えから膝を外側へと開きながら、真下にしゃがんでいくのがワイドSQです。 しゃがむ深さは、股関節の柔軟性によって決めます。膝を外側へとしっかりと開いてしゃがめるのならば深く、膝が内側に引っ張られる(ニー・インする)のならば膝とつま先の向きを一致させてしゃがめるところ迄がその選手にとっての適した深さとなります。膝を内側に絞って無理やりしゃがま ないこと。  また、上体をできる限り真っすぐに立てて行うことも重要なポイントです。  こういったポイントを守って進めていきながら、股関節柔軟性の向上を図り、徐々に深くしゃがめていけるようにします。  ワイド SQ&ステッピングでは、ワイドSQで重心を落とした状態で構え、足を前方へ一足長(20~ 30 cm)程度ステップします。ステップした足へといったん体重を乗せて踏ん張り、そこから元の位置へと戻ります。身体全体を使いステップすること。足先だけのステッピング、腰が高い位置でのステッピング はNGです。 《3/4(スリークォーター)ワイド SQ》B❷  ワイド SQ の構えから片方の足を一足長(20~30 cm)程度前に出した位置に置き構えます。左右非対称な足構えとなりますが、胴体~腰は正面のままにしておきます。この構えから膝を外に開いていきながら腰を落とします。スタンスが左右非対称になっても安定したスクワットができるようにする こと。 《対人負荷ランジ》B❸  ボールを保持した状態でランジを行います。パートナーは、実施者の肩あたりとボールに手かけて構え ます。実施者がランジを行うと同時に、パートナーは引き倒すような負荷をかけます。最終的にはパ ートナーがぶら下がっても倒れないようにどっしりと腰を落とした状態をつくります。 パートナーは、 実施者の強さに応じて引き倒しの負荷を調整すること。 ◆重量、反復回数、セット数  WSQやステッピングで使用する重量は、最初は体重の半分程度からスタートして下さい。動きの安定感が増し、十分な深さ(パラレルSQの高さより少し高い程度)を保ってできるようになってき てから徐々に重量アップを図っていきます。対人負荷ランジも同様の要領で負荷を調整します。  反復回数については、3~5回から 10回程度までとします。特にWSQ&ステッピングは、注意が必要です。クタクタになりバランスを崩して潰れるまでは行わないこと。フォームを崩さずにできる ギリギリのところ迄が適正回数です。  セット数に関しても2~5セットを目安にトレーニングを進めてみてください。 《文責:大道泉》 #ラグビー #臀部強化 #倒れない #ボディコントロール #スクワットステッピング #対人負荷ランジ #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2023.02.22
【工房会員試合結果】 2022年度 全日本シニア体重別柔道選手権大会 /2023.2.19@大浜だいしんアリーナ ◆佐藤 果 選(センコー) 78級超級 準優勝🥈 https://www.judo.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/02/2022全日本シニア_記録用山組0221.pdf #jpfストレングス工房 #センコー柔道部 #佐藤果
2023.02.22
【工房会員試合結果】 2023 柔道グランドスラム テルアビブ大会 /2023.2.16-19@イスラエル ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 3位🥉 今年最初の国際大会、幸先良いスタートを切りました。 https://www.ijf.org/news/show/100kg-kotsoiev-takes-the-lead ※写真:IRF HPより引用 #jpfストレングス工房 #JRA柔道 #レイズカヨル
2023.02.18
【Program for…】No.95 第95回目は、『野球選手のプレシーズン・トレーニング:ハムストリング肉離れ予防』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『プレシーズン編』第1弾は、「ハムストリングの肉離れ予防プログラム」を紹介します。 12月〜1月のオフシーズンの強化•鍛錬期を経て、2月に入り、多くのチーム,選手はシーズンインを前に、実戦練習を中心に行っていると思います。 春に向けて気温の高い日が増えてくるものの、まだまだ2月,3月は寒い日もあり、そのような中で、鍛錬期よりも全体的にスピードを上げた練習を行う為、筋肉や関節への負担は大きくなります。 中でも、この時期に多いのは、肉離れです。 特に、ハムストリングの肉離れは最も多く見られます。 走塁時、スタート直後〜スピードに乗った局面、ベースタッチにいく脚を伸ばした時、スライディングの瞬間、ランダウンプレーでの切り返し…など。 守備では、ボールを追う瞬間、捕球時に伸びた瞬間や前傾姿勢で急ストップをかけた時など。 様々な場面でスピードが上がり、あるいは打球判断・状況判断で反応して素早く動かなければならなくなることで、肉離れの発生リスクは高まります。 なお、肉離れのメカニズムについての詳細は割愛しますが、いずれも筋肉が引き伸ばされながら力発揮する際に発生するとされており、予防的な観点からトレーニングにおいては、エキセントリックな収縮様式を意識したものをプログラムに組み込むと良いでしょう。 そこで、今回は、肉離れ予防を意識したハムストリングの補強プログラムを紹介します。 ただし、下記のプログラムさえ行えば良いというものではなく、肉離れが起こる要因は多岐にわたり、ランニングフォームや守備姿勢などの技術的な問題や栄養戦略的な問題、リカバリーの問題など様々です。 また、トレーニングも前提として、スクワットやデッドリフトなど、基本的なことを継続的に実施している土台があってこそとなりますので、その土台がない選手は、これまで紹介してきたようなプログラムを実践しつつ、下記を取り入れてもらうことで効果が上がるのではないかと思います。 ーーーーーーーーー ① ルーマニアンDL:両脚or 片脚 ↓ ② <選択制> ↓ A:片脚ヒップ•リフト ↓ B:片脚ヒップ•スラスト ↓ C:ノルディック•ハム ↓ ③ ハムストリング•ストレッチ ーーーーーーーーー ①→②→③の順で1セットとし、2〜3セット実施。 ①は、両脚or片脚を選択し、1セットあたり10回。 ②は、A,B,Cの中からセット毎に1種目選択。 A:10回(上下)+10回(引きつけ) B:10〜20回/ダンベル(お腹の上)は15〜30kg程度 C:連続して5回を1区切りとし、1セットあたり2,3回繰り返す。 ③は、ダイナミックに10回脚を上下させた後、20秒スタティックでストレッチ。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #脚トレーニング #ハムストリング #肉離れ予防
2023.02.13
顧問先チームより以下5名の選手がラグビー高校日本代表に選出されました。 ◆PR1 木村陽太 ◆SO 伊藤龍之介 ◆WTB/FB 青柳潤之助 以上3名國學院栃木高校 ◆PR3 山口匠 ◆CTB 飯岡建人 以上2名流通経済大学附属柏高校 以上 日本ラグビーフットボール協会HPより https://www.rugby-japan.jp/news/51786
2023.02.12
バスケットボール選手のジャンプ力強化⑤ 【Program for…】No.94 今回紹介するジャンプのプログラムはクリーン(ハイプルアップ)を中心にしています。 ジャンプ力強化において、単純にバーベルを担いでジャンプをするだけではなく、クリーンなどのクイックリフト種目を用いることも有用です。そして、クイックリフトの直後に自体重のジャンプと組み合わせることで身体が軽く浮くような感覚を覚えさせることができるので、必ずセットで用いるようにしましょう。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:クリーン・ハイプルアップ(ノーマル/連続) →②自重:BOX跳び乗りジャンプ(高さ・距離) →③腹筋(キックアップ) ---------------- ◆ポイント ①クリーン・ハイプルアップ ハイプルアップはバーベルを引き上げる動作としてはクリーンを同じで、胸前まで引き挙げるエクササイズになります。バスケットボールは手首に既往のある選手も一定数いるので、そういった方はキャッチがないハイプルアップを選びましょう。 動画ではハイプルアップを連続で行う方法も紹介していますが、強度が高くなるので重量は少し落としてリズムを意識して取り組みましょう。 ☆スプリットスタイル 今回、クリーンやハイプルアップでは足を前後に開くスプリットスタイルを採用しています。クリーンにおいてはキャッチがしやすいこと、ハイプルアップにおいては足でリズムを作りやすいことから私たちの指導では積極的に採用しています。ぜひ試してみてください。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #クイックリフト #脚トレーニング
2023.02.04
「ラグビー選手のための臀筋強化②」  臀部強化シリーズ第 2 回目として、ヒップリフト系の自体重負荷エクササイズおよび対人負荷エクササイズを中心に紹介していきます。 ◆プログラム例 【プログラム A】 ❶対人負荷ヒップリフト:10×5セット ↓ ❷ヒップリフト・フロアー:20×5セット ❸ヒップリフト膝曲げを浅く:10×5セット ↓ ❹ベルト・ヒップリフト&カール 両脚:5~10×5セット 【プログラム B】 ❶ハーフSQ:3回×3~4セット+5回×2セット+8回×2セット ↓ ❷ヒップリフト・ベンチ:10 回×3セット ❸Box ステップアップ:5回×4セット ↓ ❹ベルト・ヒップリフト&カール 片脚 :10 回×4セット(左右各) ◎エクササイズバリエーション ◉デクライン・ヒップリフト 両脚/片脚 ◉ベルト・ヒップリフト&カール 片脚/ベルト・ヒップリフト&クイックカール 片脚 ◉対人負荷片脚ヒップリフト&ニーアップ  プログラム A は、自体重負荷エクササイズと対人負荷エクササイズとを組み合わせて進めるパターンです。 対人負荷によるエクササイズから実施し、続いて同じ動きの自体重エクササイズで反復回数を稼ぐトレーニングを行っています。  プログラムの後半では、膝曲げの角度を浅くしたヒップリフトとベルト・ヒップリフト&カールとを行い、臀部に加えてハムストリングの強化もねらっています。  プログラム B では、バーベルエクササイズの直後に、自体重負荷エクササイズによって臀部に対して集中的に刺激を加える進め方です。 ◆エクササイズ解説 《ヒップリフト・フロアー》A❷  仰向けになり、両膝を曲げて構えます。膝を曲げる角度は 90°程度とします。この構えから、臀部を浮かせて、臀筋~ハムストリングを緊張させます。両肩-両足を床との接地面とし、大きなアーチを描くようにします。  足で床をしっかりと押し込むのがポイントです。 《対人負荷ヒップリフト》A❶  前述のヒップリフトの動きにパートナーが負荷をかけます。パートナーは、相手の骨盤あたりに両手を置き、自分の体重を利用して負荷を加えます。相手の強さに合わせて負荷をかけること。 《ヒップリフト 膝曲げ浅く》A❸  膝曲げ角度を浅くしたヒップリフトです。膝曲げ角度が浅い方が、ハムストリングにかかる負荷が強くなるといわれています。 《ベルト・ヒップリフト&カール 両脚》A❹  ベルトに両足をかけて、膝曲げ角度の浅いヒップリフトのかたちで構えます。この構えから、まずヒップリフトの動作で臀部を浮かせます。その動作に続き、両膝を曲げて踵をお尻に近づけます。膝 を曲げ切ってから伸ばし、臀部を落としてスタート姿勢へと戻ります。この一連の動作をスムースに 繰り返します。 《ヒップリフト・ベンチ 両脚》B❷  肩をベンチに乗せた状態で構えます。できる限り臀部を落としてヒップリフトの動作を行います。  フロアーで行うよりも、可動域を大きくすることができます。 《ベルト・ヒップリフト&カール 片脚》B❹  ベルト・ヒップリフト&カールを片脚で行います。当然のことながら、片脚で行う方が両脚のときよりも大きな負荷をかけられます。また、片脚で支えなければならないので、体幹をコントロールしてバランスをとる感覚を養うのにも有効です。 ◆まとめ  尻や太ももまわりを大きくし、コンタクト時に腰を素早く落とせれば、いわゆる強くて重たい足腰 をつくれます。これが、ラグビーにとって大きなプラスになるのは言うまでもありません。  さらに、臀部~ハムストリングの連動に着目した股関節伸展動作によるトレーニングは、スプリント力向上につながるとも考えられます。  今回紹介したエクササイズは、特別な道具を必要とせず、スペースさえあればどこででもできるものばかりです。また、バーベルエクササイズとの組み合わせで、トレーニング効果をさらに引き立た せることになるので、それぞれの現場に適したプログラムの進め方を考え、実践してみましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #臀部強化 #股関節伸展動作 #ヒップリフト #ベルトヒップリフト #ベルトヒップリフト&カール #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2023.01.28
【Program for…】No.92 第92回目は、『野球選手のオフシーズン・トレーニング:自体重脚トレーニング④』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『オフシーズン編』第4弾は、「自体重トレーニング:片脚SQ系」を紹介します。 野球の基本動作である「投げる・打つ」において、軸脚からステップ脚に体重を移し替える(体重移動)動きは多く見られます。 特に、投げる動作においては、片脚で立った状態から、股関節,胴体(胸椎,胸郭周り)を捻りながら、もう片方の脚で立つという一連の動きでプレーが完結します。 投手の投球であれば、安定した状態から自身のリズムで投げることができますが、一方で野手の送球では、その前段動作として捕球動作があり、多くの場合で不安定かつスピードが求められ、より複雑な状況下での安定が求められます。 そのようなことから、トレーニングにおいては、片脚支持姿勢での強化は不可欠であり、両脚強化に引き続き、プログラムに組み込むことをおすすめします。 今回は、自体重の片脚SQ系を中心に構成したプログラムを紹介します。 ーーーーーーーーー ① 片脚SQ  1)ブルガリアン 2)前傾片脚  3)Box片脚 4)サイドスライド  5)Boxツィスト•ツィスト ② 股関節捻り:前脚,後脚 ③ 臀筋&広背筋ストレッチ ーーーーーーーーー ①→②→③の順で1セットとし、5セット実施。 ①は、セット毎に1)2)3)と種目を変えていき、各種目1セットずつ行う。 回数は、10〜30回程度とする。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #オフシーズン #脚トレーニング #自体重トレーニング #片脚スクワット
2023.01.21
バスケットボール選手のジャンプ力強化④ 【Program for…】No.91 今回紹介するジャンプのプログラムは片脚系に特化しています。実際の競技で多い片脚で跳ぶ、片脚で着地するといった動作を鍛えていきましょう。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:スプリットジャンプ・1.2スプリットジャンプ →②自重:Box片脚乗せジャンプ(1回ずつ・連続) →③臀筋ストレッチ ---------------- ◆ポイント ①スプリットジャンプ・1.2スプリットジャンプ スプリットジャンプは1回ずつ足を入れ替え、深く沈みます。1.2スプリットジャンプは前回(No.88)で紹介したリズムを変えたジャンプになります。ですので、このバーベルのパートに前回で紹介した1.2スキップランジを選択するのもよいでしょう。 そして、ジャンプ種目全てに共通する注意点ですが、動きを阻害しない適切な重量を選択するようにしてください。 ②Box片脚乗せジャンプ(1回ずつ・連続) まずは1回ずつ止まり、毎回安定して止まることを意識しましょう。それが出来るようになれば連続で跳ぶようにします。着地姿勢が安定していないのに連続で跳ぶとバランスを崩すので毎回同じ位置で跳べるようにしましょう。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #脚トレーニング
2023.01.15
「ラグビー選手のための臀筋強化」  今回は、ヒップスラストとロウ Boxステップアップを紹介します。 臀部強化、片脚軸づくり、股関節伸展筋力の向上に効果的なエクササイズです。力強いランニング、相手を弾き飛ばしながら前へと推進していく力を身に着けるためには、臀部強化や股関節伸展筋力が重要となるのは言うまでもあり ません。  以下にプログラムの具体例を示し、ポイントを解説していきます。 ◆プログラム例  このプログラムでは、ハーフ SQ をメイン強化種目とし、補強的にヒップスラストを行い臀部の集中強化を図っています。さらに、ロウBoxステップアップを組み合わせることにより、股関節伸展の 筋力向上と片脚支持力の安定性をねらっています。 〈プログラム〉 ①ハーフSQ:3回×3〜4セット+5回×2〜3セット ②ヒップスラスト:5〜10 回×2〜3セット ③ロウBoxステップアップ:3〜5回×3〜5セット(左右各) or ロウBoxステップアップ バンドサポート負荷:3〜5回×3〜5セット(左右各) ◆エクササイズ解説 《ヒップスラスト》 フラットベンチ等に両肩を着けて仰向けになり、腰から下を動かせる姿勢をつくります。この姿勢でバーベルを下腹部あたりにセッティングし、尻を落とす・挙げる(股関節の屈曲・伸展)を繰り返 します。バーベルを挙げていくときにしっかりと尻を締めて足で床を押し込むようにするのがポイン トです。 バーバルと接点となる下腹部にクッションを置いて行うと痛みを和らげられます。 《ヒップスラスト ロング》 膝曲げの角度を浅くして、肩(ベンチとの接点)から足部(床との接地面)を⻑くとって構えます。  挙上できる重量は落ちますが、ハムストリングスを使う感覚が強くなります。  《ロウBoxステップアップ》  5〜10cm程度の低いボックスに上り下りするエクササイズです。ボックスに足を接地してからの局面では、できる限り膝関節の角度を変えないようにして Box に乗ります。股関節を伸展させる力を十分に使って前方斜め上方向へと身体を移動させる意識を持たせます。ヘソ下あたりを前へと押し出す ようにすると前への推進力が得られる感じがつかめます。 《ロウBoxステップアップ バンド負荷サポート》  ヘソ下あたりにエクササイズ用ゴムバンド(or チューブ)を着けて負荷増大を図ります。足をボッ クスに接地させた瞬間に補助者が後方へと引っ張り、負荷を強めます。エクササイズ終盤にはゴムの 張力を弱めて、姿勢が維持できるようにしてください。最後の局面まで引っ張り過ぎるとバランスを 崩してしまう原因になります。 ◆まとめ  今回紹介したエクササイズは、スクワットによる基本的な強化を十分に行ったうえで、取り組むことが望まれます。少なくともハーフSQ で体重の2倍程度の重量を扱えるようになってから積極的に取り組みましょう。ハーフ SQ の重量がそこに到達するまでは、ハーフSQ を中心に進めていくプログ ラムにするか、もしくはハーフSQ と自体重負荷によるヒップリフトやロウBoxステップアップとを 組み合わせていく方が筋力レベルの低い選手にとって適した進め方と言えます。 また、積極的に取り入れる段階になっても、ロウBox ステップアップでは、重量設定に細心の注意 を払うこと。使用重量が重すぎると、腰が落ちたり、膝が崩れて深く入り過ぎたりしてしまいがちです。重さよりも“動き”を重視し、 “股関節伸展の動き”を鋭く円滑に行えるようにしてください。 《文責:大道泉》 #ラグビー #臀部強化 #ヒップスラスト #ステップアップ #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.12.24
【Program for…】No.89 第89回目は、『野球選手のオフシーズン・トレーニング:自体重脚トレーニング③』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『オフシーズン編』第3弾は、「自体重トレーニング:スプリットSQ系」を紹介します。 投げる•捕る•走る•打つ、野球のあらゆる動作において、脚を前後に開いた姿勢は見られます。 特に、投げる動作においては、ステップした側(前側)の脚の安定感が、制球(コントロール)に影響すると言われています。 強化するという観点では、バーベルやダンベルで負荷をかける方が効率的ではありますが、自体重負荷では捻り動作を加えたり、上体を前傾させたりと、姿勢の自由度が高く、様々な形で負荷をかけることができます。 したがって、自体重トレーニングのみで完結させて強化をしても良いですし、バーベルやダンベル種目を補完する形で組み合わせて強化しても良いかと思います。 今回は、自体重のスプリットSQを中心に構成したプログラムを紹介します。 ーーーーーーーーー ① スプリットSQ 1)直立 2)前傾 3)ステップ 4)1,2Jump 5)ツィスト ② 前後開脚ストレッチ•股関節回し ③ 前後開脚&胸椎回旋ストレッチ ーーーーーーーーー ①→②→③の順で1セットとし、5セット実施。 ①は、セット毎に1)2)3)と種目を変えていき、各種目1セットずつ行う。 回数は、10〜30回程度とする。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #オフシーズン #脚トレーニング #自体重トレーニング #スプリットスクワット
2022.12.18
【Program for…】No.88 前々回・前回と踏み込むジャンプ、弾くジャンプを紹介しましたが、今回はその2つを併せたような リズムをつけたジャンプを紹介します。バスケットボールではどちらの種類のジャンプも必要とされますし、タイミングよく跳ばなければなりません。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:1.2ワイドSQジャンプ・1.2スキップランジ →②自重:ドロップジャンプ&四股着地・ドロップバック&サイドジャンプ(片脚着地) →③ハムストリングストレッチ ---------------- ◆ポイント ①1.2ワイドSQジャンプ・1.2スキップランジ 弾く⇔沈むという動きを交互に行います。どちらも同じリズムですが、スキップランジの方が片脚で支持する分、より強度が増します。 また、前回と同じ注意点となりますが、扱う重量が重すぎるとはじく動作が難しくなるため、適切な重さを選択するようにしてください。 ②ドロップジャンプ&四股着地・ドロップバック&サイドジャンプ(片脚着地) ①と同じように弾く・沈むという動作が入っています。バーベルがない分、ジャンプの高さや距離を意識してください。そして、その中で安定した姿勢で止まれるようにすることが重要です。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #脚トレーニング
2022.12.10
「瞬発力の養成 -ハングクリーンの習得③-」 “キャッチの技術習得と動きづくり”は、ハングクリーン(ハング CL)導入にあたっての重要課題の一つです。  今回は、キャッチに必要なリフティング・テクニックと柔軟性とを身に着けていく補強エクササイズを中 心に紹介していきます。 ◆プログラム例  ウェイト・リフティングが専門でないスポーツ選手が、フォーム習得上困難になりがちなのは以下の 2 点です。 ◎手首が硬くて胸の上鎖骨あたりでバーを保持できない ◎身体をバーベルの真下に沈み込ませ切れない  これらの課題解決のためには、バーベルの真下に身体を潜り込ませるテクニックと肩、肘、手首、股関節の柔軟性を獲得するトレーニングが必要とされます。  以下にプログラムの一例を示しまし た。 〈プログラム例〉 ①HDL:3~5回×5~6セット ②クイック・スプリット・ダウン:3~4回×2~3セット ③バーベルフロント保持&肘突き出し:10 回×2~3セット ④CL:3回×3~5セット ⑤クイック・スプリット・ダウン&ラックアップ:2~3回×2~3セット ⑥ロング・スプリット SQ:5~6回×2~3セット ⑦CL:3~5回×2~3セット ◆エクササイズ解説 《クイック・スプリット・ダウン》  バーベルを肩に担いだ状態から、脚を前後に素早く開いて沈み込むトレーニングです。  脚運びの速さと低い位置での安定した姿勢づくりを目的としています。 《バーベルフロント保持&肘突き出し》  バーベルを胸前で保持した状態で、肘を前に突き出すようにしてストレッチを行います。  パートナーに介助してもらって行うのも効果的な方法となります。  キャッチ時にはバーを軽く握るもポイントです。硬くきつく握り込んでしまうと手首を返すことが難しくなってしまうのです。 《クイック・スプリット・ダウン&ラックアップ》  クイック・スプリット・ダウンでバーベルの真下へと素早く潜り込み軽くラックアップする練習です。最初はバーベルを胸の位置よりも少し下にセッティングして行います。その位置で慣れてきたら、バーベルの位置を少し下げてより深く潜り込めるようにします。 《ロング・スプリット SQ》  通常よりもスタンスを前後に広くとってスプリット SQ を行います。できる限り低い位置までしゃがむこと。  そのとき、体幹を真っすぐに保つのもポイントです。低いポジションをとろうとして上体を 前へと倒すような姿勢になると、バーベルの真下に潜り込む動きづくりにはつながりません。骨盤を 真っすぐに立てて行う姿勢作りが重要になります。 ◆スプリットキャッチの効果  今シリーズで紹介しているハング CL では、ラグビーの競技特性上を踏まえて前後に脚を開くスプリット・スタイルのキャッチを行っています。これは、ラグビーの動きのなかにも脚を開いて低く沈み込む 動作があるからです。  また、膝関節、股関節を一気に伸展(フルエクステンション)させてから低い姿勢をとる急激な沈 み込み動作もラグビーにとっては有効な身体操作となります。 《文責:大道泉》 #ラグビー #瞬発力 #脚体幹強化 #ハングクリーン #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.12.03
第102回全国高等学校ラグビーフットボール選手権大会 組み合わせ決定  顧問先関係出場チームは、次のとおりです。 ◆国学院栃木高校(28回目:23大会連続) Bシード ◆流経大柏高校(30回目:28大会連続) Bシード ◆昌平高校(4回目:3大会連続) ◆富山第一高校(14回目:4大会連続)
2022.12.03
【Program for…】No.86 第86回目は、『野球選手のオフシーズン・トレーニング:自体重脚トレーニング②』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『オフシーズン編』第2弾は、「自体重トレーニング:四股のバリエーションその2」を紹介します。 12月に入り、野球はどのカテゴリーにおいてもオフの鍛錬期に入りました。 この冬の期間に、フィジカル強化に重点を置きつつ、技術的な課題にも取り組もうという選手が多くいるのではないでしょうか。 フィジカル強化で最も手っ取り早いのは、重量物などを扱って筋肉に大きな負荷をかけて、筋を肥大させたり、最大筋力を向上させようというアプローチではないでしょうか。 ただし、野球選手のトレーニングにおいて、大事なポイントとなるのは、「強く柔らかく,柔らかく強く」することです。 つまり、筋力も柔軟性も、両方を高めていかなければ、野球のパフォーマンスには結びついていかないということです。 したがって、この時期は柔軟性を高めることにも主眼を置きながら、トレーニングに取り組んでもらいたいものです。 今回は、四股系の中でも、特に股関節周りの柔軟性向上を狙ったエクササイズを中心に構成した、プログラムを紹介します。 ーーーーーーーーー ① 四股 1)内外旋 2)外旋腰割 3)ストレッチ 4)腰割左右体重移動 5)蹲踞 ② 伸脚交互&股関節捻り:20回&10回 ③ 股割前屈:1分 ーーーーーーーーー ①→②→③の順で1セットとし、5セット実施。 ①は、セット毎に1)2)3)と種目を変えていき、各種目1セットずつ行う。 回数は、10〜30回程度とする。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #オフシーズン #脚トレーニング #自体重トレーニング #四股 #股割
2022.11.26
【Program for...】No.85 今回紹介するのは地面を弾くジャンプに特化したプログラムです。 地面を弾くとは、足首・膝・股関節をできるだけ固定し、接地時間を短くして跳ぶことです。固定するタ イミングを合わせ、地面からの反発をうまく利用しないと高く跳ぶことができません。 できるだけ短い時間に高く跳べれば相手より有利に動けるため、この種類のジャンプもバスケットボー ルに選手は必要な動きになります。 ⁡ 以下に例を示します。 ⁡ ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:スクワットジャンプ(リバウンド型) →②自重:ドロップジャンプ・ドロップバックジャンプ →③足関節ストレッチ 2 種 ---------------- ⁡ ◆ポイント ①スクワットジャンプ(リバウンド型) 両足を揃える方法、脚を前後に開いてスプリットスタイルの方法と 2 種類紹介しています。 うまく地面 を弾けると、バーベルの音が鳴るようになります。 また、扱う重量が重すぎると関節を固定するのが難し くなるため、その人に合った重量を選択するようにしてください。 ⁡ ②ドロップジャンプ・ドロップバックジャンプ BOX を用いることでより高い反発力をもらうことができます。接地時間をできるだけ短くするように意識しましょう。 また、脚だけでなく腕をしっかりと進行方向に振ることも意識しましょう。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM 等でお気軽にお問い合わせ下さい。 ⁡ 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpf ストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #脚トレーニング
2022.11.19
「瞬発力の養成 -ハングクリーンの習得2」  前回に続き、“ハングクリーン(ハングCL)”の習得について解説していきます。今回紹介するのは、ハ ーフ・デッドリフト(HDL)→クイック HDL もしくはミドル・プルアップ→ハイ・プルアップを経て、ハ ング CL を習得していく方法です。 ◆プログラム例  以下にプログラムの一例を示しました。 〈プログラム例〉 ①HDL:3~5回×5~6セット ②クイック HDL:3~5回×2~3セット or ②ミドル・プルアップ:3回×5セット ③ハイ・プルアップ:3回×5セット ④ハングCL:3回×3セット+5×1~2セット ◆エクササイズ解説 《HDL》  スタートを膝上から行うデッドリフトです。腹筋を締め、体幹を安定させた状態で股関節・膝関節 の伸展動作を行うこと。 《クイック HDL》  HDLを反動的に素早く行います。上体の起こし動作と膝を伸ばす動作とをできる限り素早く行います。  強く床を蹴ることで、自然に踵が浮くような状態になります。身体が一直線になるような状態まで一 気に身体を伸ばしていきます。 《ミドル・プルアップ》  バーベルを鳩尾(みぞおち)あたりまで引き挙げます。股関節・膝関節の伸展動作によって生み出 された力によりバーベルを跳ね挙げるようにすること。腕力の強いラグビー選手には、腕で引っ張り 上げようとしてしまう場合があるので要注意です。 《ハイ・プルアップ スプリット・キャッチ》  バーベルを胸前まで引き挙げるエクササイズです。動作上の要領はミドル・プルアップと同じです。  ここでは、スプリット・スタイル(前後に脚を開く方法)で受けています。 ◆プログラムのポイント  このプログラムでの重要ポイントは、“重量段差”の利用です。重量段差とは、HDLでの高重量リフティングの後に大幅に重量を下げて、ハイ・プルアップやハングCL を行うことです。この様に進めることでハイ・プルアップやハング CL が体感的にやり易く感じられます。したがって、動作上のポイントも習得しやすくなるのです。  映像を見てみましょう。HDLの重量は120 kgです。ここから 40 kg軽くして 80 kgでクイック HDLを行っています。床を強く蹴る、上体を起こす動作に注目して下さい。  ハングCLでは、さらに下げて50 kgで行っています。 ◆スプリット・キャッチ  今回、スプリット・キャッチによるハイ・プルアップやハングCL を紹介しました。これは、よりラグビーに近いかたち(脚を開くシチュエーション)でのトレーニング、例えばパワーフットやコンタクト・プレーでのボディコントロールを意識しているからです。CL トレーニングのバリエーションの ひとつとして取り組んでみることをお勧めします。 《文責:大道泉》  #ラグビー #瞬発力 #脚体幹強化 #ハングクリーン #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.11.15
【工房会員試合結果】 『2022 アジア空道選抜選手権大会』 2022.11.13(日)/於:カメイアリーナ仙台 ◆岩﨑大河 選手(大道塾総本部) 男子270超 優勝🏆 ※最優秀勝利者賞(MVP) 受賞❗️ ◆大倉萌 選手(大道塾吉祥寺支部) 女子220以下 優勝🏆 ◆内藤雅子 選手(大道塾横浜北支部) 女子220超 優勝🏆 全日本体力別に続き、3選手共に優勝! おめでとうございます! http://daidojuku.com/2022asia/results/ https://twitter.com/kudo_uchida/status/1592029104655982592?s=46&t=udgfQ_BjyxSytHo_hkUfYA #jpfストレングス工房 #岩﨑大河 選手 #大倉萌 選手 #内藤雅子 選手 #大道塾総本部 #大道塾吉祥寺支部 #大道塾横浜北支部 #空道 #アジア空道選手権大会
2022.11.12
【Program for…】No.83 第83回目は、『野球選手のオフシーズン・トレーニング:自体重脚トレーニング①』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラムは、今回より『オフシーズン編』として、鍛錬期における強化プログラムを紹介していきます。 今年の野球シーズンは、残すところ、来週末開幕の明治神宮大会のみとなりました。 その一方で、多くのチーム•選手は、今期の公式戦を終え、OP戦をこなしつつも、オフシーズンの強化を始めているのではないでしょうか。 シーズン中、定期的•継続的にウェイトトレーニングに取り組んできた選手は、一度、負荷を落とし、身体のリカバリーとメンテナンスを行ってから、強化に移行することをお勧めします。 また、シーズン中、ウェイトトレーニングに力を入れていなかった選手でも、オフシーズンではウェイトを取り入れて、身体のサイズアップや筋力アップを図ろうと考えている選手も多くいるのではないでしょうか。 いずれの場合も、シーズン中よりもボリュームの高いウェイトトレーニングを行うことと思います。 そこで、大きな負荷をかける前にまず始めて欲しいのは、自体重負荷でのトレーニングです。 自体重負荷で、回数をこなすことに身体を慣れさせ、また関節可動域を拡げておくことで、重量負荷をかけた際の怪我を予防することにも繋がります。 今回は、四股のバリエーションを中心に、開脚系のストレッチを組み合わせるプログラムを紹介します。 ーーーーーーーーー ① 四股 1)腰割(SQ) 2)脚挙 3)ステップ 4)Boxステップ 5)1,2Jump ②左右開脚股関節捻り:交互20回 ③ 股割前屈ストレッチ:1分 ーーーーーーーーー ①→②→③の順で1セットとし、5セット実施。 ①は、セット毎に1)2)3)と種目を変えていき、各種目1セットずつ行う。 回数は、鍛錬度に応じて、20〜50回とする。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #オフシーズン #脚トレーニング #自体重トレーニング #四股 #股割り
2022.11.05
【Program for…】No.82 前回までは横方向のプログラムを数種類紹介しましたが、今回より縦方向であるジャンプ力強化のプログラムを紹介していきます。 当然バスケットボールはジャンプ動作が多い競技ですが、その場でのジャンプもあればスピードに乗ってのジャンプ、また両足踏切や片足踏切など、様々な姿勢から跳ばなければなりません。 No.82では一番基本的な両足でのジャンプについて以下に例を示します。 ⁡ ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:スクワットジャンプ(プレス型) →②自重:跳び乗りジャンプ(その場・1ステップ) →③足関節ストレッチ2種 ---------------- ⁡ ◆ポイント ①スクワットジャンプ(プレス型) 最もオーソドックスな形です。1回1回膝を曲げて高く跳びますが、重要なのは柔らかく着地することです。足首・膝へのストレスが低い着地を習得することで、練習を重ねても障害に繋がりにくくなります。 ⁡ ②跳び乗りジャンプ(その場・1ステップ) ステップを踏まずにその場でのジャンプする動作に加え、リバウンドやゴール下付近でよく用いられる1ステップからのジャンプも行います。 どちらも高く跳ぶことを意識すると同時に、着地時の姿勢はパワーポジションで安定させられるようにしてください。また、脚だけでなく腕をしっかりと上方向に振ることも意識しましょう。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ジャンプ #脚トレーニング
2022.10.29
「瞬発力の養成 -ハングクリーンの習得①-」  素早い出足、パワフルなコンタクト、鋭くキレのあるステップなど、ラグビーでは瞬発力(爆発的筋力) 養成が重要課題となります。今回は、その養成法のひとつである“ハングクリーン(ハングCL)”を取り上 げ、フォーム習得とトレーニングの進め方について、基礎・導入段階での注意点を中心に解説していきま す。 ◆ハング CL の特徴  ハング CL とは、膝上からスタートするCL のことです。床からのCL(以下フル CL)に比べて、バ ーベルの移動距離、足関節・膝関節・股関節の動作範囲は狭くなりますが、ハングCLでも十分な効果が期待できます。また、フル CLで難しいとされる膝の抜き(床からスタートさせ膝を通過させる迄) の局面を省くことで、フォーム習得が比較的容易に行えるのもハング CL の特徴のひとつです。  したがって、ハング CLは、初めてCL に取り組む選手に適した種目とも言えます。 ◆プログラム  基礎・導入段階のプログラムとして、二通りの具体例を紹介しておきます。  プログラム A は、プルアップのタイミング合わせと腕の脱力(余計な力を抜く)感覚の習得がフォ ーカス・ポイントとなっています。 〈プログラムA.プルアップ・タイミング重視〉 ①HDL:3~5回×5~6セット ②ジャンプ&バンプ:3~5回×2~3セット ③ハイプル:3回×5セット ④ハングCL:3回×3セット+5×1~2セット  次の B は、脚の伸展と踏み込む意識を重視したプログラムです。 〈プログラムB.脚の蹴り動作重視〉 ①HDL:3~5回×5~6セット ②クイック HDL:2~3回×2~3セット or ②ロウプル:2~3回×5セット ③ハイプル:3回×5セット ④ハングCL:3回×3セット+5×1~2セット ◆エクササイズ解説 《ハング CL スプリット・キャッチ》  上体の起こしと脚の伸展動作とから生み出される力をバーベルに伝えて、一気に跳ね上げます。バ ーベルが上がった瞬間に身体をバーの下に滑り込ませて、胸前上方(鎖骨のあたり)でバーをキャッ チ(受け止め)します。今回紹介しているハング CL では、スプリット(脚を前後に開く)スタイルで キャッチしています。 ★修正ポイント1  映像資料の男性の例ですが、プル動作時に腕と肩に力が入り過ぎています。フルエクステンション (身体を伸ばし切った)時は、腕の余計な力を抜いて伸ばしておくこと。この試技は腕力があるラグビー選手に多くあるミスの例と言えます。このままでは、バーに伝わる力をロスしてしまいます。  ★修正ポイント2  キャッチ時に胸前上方にバーベルをしっかりと載せること。肘が前に出ておらず、これではバーベルが前へと滑り落ちてしまいます。肘を前に出して、グリップを少し緩めると胸前上方に載せやすくなります。 《ジャンプ&バンプ》  軽い重量のバーベルを持って、ジャンプするエクササイズです。上体を前傾させてから、起こし切 るまではハング CL と同じ動作です。フルエクステンション時にバーベルを引き上げずにジャンプしま す。上体の起こし切るタイミングと膝を伸ばして床を強く踏み込むタイミングが合うとバーが自然に跳ね上がってきます。  上体の起こし、脚伸展動作と床を強く踏み込むタイミングを合わせて効率よくバーに力を伝えるこ と。 ★修正ポイント  映像資料の男性の試技では、上体を起こし切った時に腕に力が入って曲がっています。上体の起こ しが不十分で体が真っすぐになっていないままジャンプしています。上体を起こし切ったところで脚 を強く踏むタイミングを合わせましょう。 《ハイプル》  上体の起こし、脚伸展動作の力をバーベルに伝えて、バーを胸前あたりまで跳ね上げます。キャッチをせずに、そのままバーベルを下ろして反復を繰り返します。  上体の起こしと脚の踏み込み動作とをタイミング良く行うこと。慣れてきたら、脚を前後に開き、スプリット・ キャッチへむけた動きづくりを行います。 ★修正ポイント  映像資料の女性の試技では、ステップ・バックしています。バックせずに真下に踏みつけ、その跳 ね返りの力を利用してバーを挙げていきます。  プログラム B の解説は、次回“ハングCLの習得2”に続きます。 《文責:大道泉》 #ラグビー #瞬発力 #脚体幹強化 #ハングクリーン #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.10.24
【工房会員試合結果】 2022 柔道グランドスラム アブダビ大会 /2022.10.21-23@アブダビ(UAE) ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 優勝🥇 先の世界柔道選手権での銀メダルの勢いそのままに、見事に優勝を飾りました。 グランドスラムでの優勝は、初めてとのこと。 レイズ選手おめでとうございます㊗️ https://www.ijf.org/news/show/100kg-the-canadian-king ※写真:IJF HPより引用 #jpfストレングス工房 #jra柔道部 #レイズカヨル #柔道 #カナダ代表 #100kg級 #柔道グランドスラム #アブダビ
2022.10.22
【Program for…】No.80 第80回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:体幹トレーニング:腹斜筋強化』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第12弾は、捻り系の腹筋、つまり腹斜筋群の強化にターゲットを絞った体幹トレーニングです。 シーズンの最終盤に入り、最後の試合(大会)に向けて、コンディションを整える上で、普段行っているメインのトレーニング(バーベル)を軸に、負荷調整をしながら、最後まで落とさず強化を継続しておきたいのは体幹です。 特に、回旋/捻り系の動きの多い野球においては、腹斜筋の強化は必須です。 腹斜筋群を強化することは、動きのキレや安定感を出す上での土台となります。また、腰椎や骨盤周りを支持する役割もあることから、腰痛予防の観点からも欠かせません。 今回挙げるエクササイズは、比較的強度の高いものも含まれることから、実施してみて難しいと感じた場合は、先に挙げているような体幹強化プログラム(No.1,5,11,14,17,20)から、段階的に実施することをオススメします。 <プログラム例> ≪自体重≫ ① ニーtoエルボー:3秒キープ交互30回 ② サイド•シットアップ&アンクル•タッチ:30,30回 ≪MB≫ ③ MB.ツィスト&挙上サイド•ヒップアップ:2→10回 ④ MB.サイドキャッチ&肋間外し:30,30回 ーーーーーーーーー 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #体幹 #腹筋 #腹斜筋 #インシーズン
2022.10.21
【プロ野球ドラフト情報】 顧問先チーム及び工房会員より、以下の4選手が選出されました。 <顧問先チーム> ◆萩尾 匡也 外野手(慶應大学) 読売ジャイアンツ 2位 ◆橋本 達弥 投手(慶應大学) 横浜DeNAベイスターズ 5位 ◆富田 蓮 投手(三菱自動車岡崎) 阪神タイガース 6位 <工房オンライン指導会員> ◆長谷部 銀次 投手 (トヨタ自動車/慶應大学OB) 広島東洋カープ 6位 各選手、おめでとうございます。 プロ野球の舞台でのご活躍を祈念致します。 https://draft.npb.jp/draft/2022/ #jpfストレングス工房 #野球 #大学野球 #社会人野球 #プロ野球 #ドラフト会議2022 #慶應大学野球部 #三菱自動車岡崎野球部 #トヨタ自動車野球部 #萩尾匡也 #読売ジャイアンツ #橋本達弥 #横浜denaベイスターズ #富田蓮 #阪神タイガース #長谷部銀次 #広島東洋カープ
2022.10.15
【Program for…】No.79 第79回は横方向のバリエーションとして、斜め方向の種目を紹介します。 単純な横方向ではなく、斜め前に身体を移動させたり、斜めになった姿勢で屈伸したりすることで各関節にまた違った負荷をかけることができます。 以下にプログラム例を紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:スプリットステップ(斜め) →②自重:帯サポート斜め片脚SQ →③足関節ストレッチ2種 ---------------- ◆ポイント ①スプリットステップ(斜め) ステップ脚に荷重する点はこれまでと同じです。ステップに合わせて上半身も移動させましょう。 よくある間違いとしては、身体全体も斜めを向いてしまうことです。それでは結果的に正面にステップするのと同じになってしまうため、身体の向きはあくまでも正面、進行方向が斜めになるということを意識しましょう。 ②帯サポート斜め片脚SQ 帯を持って斜めの姿勢を作り、そこから片脚で屈伸させます。外足・内足両方とも行いましょう。 リハビリの段階でランニングやステップでの切り返し動作の前段階の種目として用いるのも有効です。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ディフェンス #脚トレーニング #斜め方向
2022.10.12
【工房会員試合結果】 2022年 柔道世界選手権 タシケント大会 /2022.10.6-13@ヒューモ•アリーナ(ウズベキスタン) ◆レイズ•カヨル選手(カナダ代表/JRA柔道) 100kg級 銀メダル🥈 準決勝までの5試合をオール1本勝ちで、世界大会初の決勝に駒を進め、決勝では開催国ウズベキスタン代表のツロボエフ•ムザファルベク選手相手に、ゴールデンスコアまで戦うも技有を奪われ敗戦。 優勝にあと一歩でしたが、レイズ選手自身にとっての最高成績であり、堂々の銀メダルでした。 レイズ選手、おめでとうございます㊗️ https://www.ijf.org/news/show/100kg-the-colossus-of-tashkent #jpfストレングス工房 #jra柔道部 #レイズカヨル 選手 #世界柔道選手権 #柔道 #100kg級 #カナダ代表
2022.10.08
「スクラム強化に向けた脚-体幹トレーニング②」 スクラム強化に向けた脚-体幹トレーニングについて、プログラムの一例を示し、ポイントを解説してい きます。  今回の内容は、スクワット(SQ)系エクササイズを中心に展開するトレーニングについてです。 ◆プログラム例  まず注意事項を述べておきます。  このプログラムを実施するにあたっては、基礎トレーニング(スタンダード SQ や腹筋・背筋エクササイズによるトレーニング)を十分に行ったうえで取り組んでくだ さい。プログラムの中心となるのは、上体を前傾させて行うSQ 系エクササイズです。これらのエクサ サイズは、脚-体幹の強化、連動性の向上、強い体幹姿勢の取り方などに効果が認められます。その一方で、腰背部への負担が大きな種目であり、負荷強度を上げすぎて無理をしてしまったり、不適切 な姿勢で行ったりすると腰背部を痛めてしまう可能性が高くなります。したがって、基礎段階の強化を経た選手がしっかりとフォームを身に着けて、無理なく進めてこそ効果のあるプログラムだといえます。 〈プログラムA.自重中心〉 ①対人傾斜スクラム SQ:10回×5~6セット ↓ ②対人首掛け上体前傾 SQ:8~15回×5~6セット 〈プログラムB.バーベル・エクササイズ中心〉 ①ハーフSQ:6~8セット ②スリークォーター・スタンス上体前傾 SQ:3~5回×2~3セット(左右各) (②ベント・オーバーSQ:3~5回×2~3セット) ↓ ③対人傾斜スクラム SQ:10~15 回×2~3セット ◆エクササイズ解説 《対人傾斜スクラム SQ》  スクワット・ラックとボックス(or ベンチ)を利用して行うエクササイズです。トレーニングを行う側は、ラックやセーフティーバーに手を置きスクラム姿勢をとります。パートナーはボックスの上に立って構え、上から下へとスクラムを組むようにして負荷をかけていきます。坂の傾斜を利用してスクラムを組むイメージです。  セーフティーバーに手をかけて安定させて行うようにしてください。基本の構えから少し斜め上へ と押し込むようにします。相手の負荷に負けずに、骨盤~背中のラインをフラットに維持して行うこ と。  パートナーは、相手の強さに応じて、体重および負荷のかけ方を調整します。パートナーの体重が 軽い場合には、ダンベルをパートナーの体に装着するなどして、負荷強度を上げる工夫をしてみてく ださい。 《対人首掛け上体前傾 SQ》  パートナーが、相手の首に両手をかけてぶら下がるようにして負荷をかけます。頭部~首を意識し、その部分からパートナーを吊り上げると同時に、脚で床を蹴り持ち上げていきます。体幹の姿勢維持が重要なポイントとなります。 《スリークォーター・スタンス上体前傾 SQ》  スタンダードSQの足幅からどちらかの足を前に出して構えます。前に出す幅は一足長ほどです。 この前脚に体重をかけて上体を前傾させた状態からしゃがんでいきます。上体前傾の角度は、最初 は軽くお辞儀をする程度から始め、慣れてきたら少しずつ前傾の角度を深くしていきます。腹を締め て腹圧を高めて、体幹姿勢を維持することが重要なポイントです。  負荷重量については、最初はバーだけからスタートし徐々に重くしていきます。ただし、あくま でも体幹姿勢を維持する、脚-体幹の連動性を保つなどの姿勢づくりや動きづくりが優先されるので、 積極的な重量増加を行う方法は採用しません。 《ベント・オーバーSQ》  体幹の姿勢維持および負荷重量等の注意事項に関しては、スリークォーター・スタンス上体前傾 SQとほぼ同じです。足を揃えた状態で行わなければならない分、ベント・オーバーSQ 方が腰背部への負担が大きくなります。しっかりと腹を締めて腹圧を高めることをさらに意識する必要があります。 ◆ベース作りを大切に  冒頭でも述べましたが、今回紹介したエクササイズは、ハーフ DLやスタンダード・スクワットなどでの しっかりとしたベース作り(基礎筋力や体作りなど)を行ってから取り組むように強化を進めていきましょう。 《文責:大道泉》  #ラグビー #スクラム #脚-体幹強化 #専門的トレーニング #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.10.01
【Program for…】No.77 第77回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:肩周りのコンディショニング②』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第11弾は、肩周りのコンディショニング•プログラム②です。 前回(No.74)の投稿で、以下の3点にポイントを絞った動的なエクササイズ,ストレッチを紹介しました。 ⚫︎胸椎の伸展可動域 ⚫︎胸肋部の側屈可動域 ⚫︎胸椎の回旋可動域 肩周りのコンディションを良好な状態に保つ上で土台となる、上記のような可動域や可動性を高めた上で、繰り返しの投球動作で使われる肩関節周囲のインナーマッスルを継続的に強化し、筋肉に一定の張り感を持たせることが肩関節を安定させる為に重要であり、障害予防に繋がります。 インナーマッスルの中で、特に重要なのは、フォロースルー時のブレーキングマッスルの役割を果たす外旋筋群(棘下筋,小円筋)です。 また、腕を挙げたりする際に、上腕骨頭を関節窩に安定させる働きを担う棘上筋も強化する必要があります。 以下に挙げるようなプログラムは、上記のようなポイントを踏まえた内容になっていますので、日々のコンディショニングに取り入れて下さい。 <プログラム例> ① サイドレイズ:親指上,下(フル•カン,エンプティ•カン):20回 ② 外旋2段モーション:15〜20回 ③ 帯脇締め:20〜30回 ④ ストレッチ3種  1)アームクロス:肩関節後部 2)スリーパー:外旋筋群 3)広背筋 ーーーーーーーーー なお、上記の内容は、特にピッチャーは、投球前に1,2セット、投球後に2,3セット行うと良いでしょう。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #コンディショニング #インナーマッスル #怪我予防 #肩 #肘 #セルフコンディショニング #インシーズン
2022.09.26
【Program for…】No.76 第76回はバスケットボールの横方向の動きに特化したプログラムの第2弾です。 特に②自重種目において、前回も横方向→縦方向の方向転換を安定して行う種目を紹介しましたが、今回はよりスピードを必要とするサイドステップとジャンプを組み合わせてより難易度を上げています。 止まる⇔動くという動作の切り替えを安定して行えるようにぜひ取り組んでみてください。 ⁡ 以下にプログラム例を紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:サイドランジ →②自重:Boxサイドステップ+ジャンプ →③臀筋ストレッチ2種 ---------------- ⁡ ◆ポイント ①サイドランジ ステップする脚に荷重するようにしましょう。上半身が左右に傾いたり、臀部が極端に横に出たりしないよう注意します。 ⁡ ②Boxサイドステップ+ジャンプ サイドステップは1回ずつ止まる、切り返して止まるなど、動画のようにリズムのバリエーションは様々あります。そこに上方向のジャンプを加えるのもバリエーションの1つです。 不得意な側がないよう、左右どちらも同じように動けるようにトレーニングしましょう。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ディフェンス #脚トレーニング #サイドランジ
2022.09.17
「スクラム強化に向けた脚-体幹トレーニング①」 スクラム強化に向けた脚-体幹トレーニングについて、プログラムの一例を示し、ポイントを解説してい きます。  今回の内容は、ハーフ・デッドリフト(以下ハーフ DL)から展開するトレーニングについてです。 ◆プログラム例  このプログラムは、ハーフ DLを基軸にし、スクラムの専門性を考慮した帯首掛けハーフ DL や肩車スクラムSPSQ を補強的に行っている例です。 〈プログラム〉 ①ハーフ DL:2~3回×5~8セット ②帯首掛けハーフ DL:5回×2~3セット ③肩車スクラム SPSQ:5~10 回×3~5セット  上記②および③に相当する専門性を踏まえたエクササイズとして、以下3つの種目を紹介しておきます。 〈その他有効なエクササイズ〉 ◎帯首掛け膝下ハーフ DL:5回×2~3セット ◎対人負荷首掛けスクラムプッシュ:5~10 回×3~5セット ◎スクラム姿勢首押し:10~20カウント×3~5セット ◆エクササイズ解説 《ハーフ DL》  膝上から行うデッドリフト(DL)です。ハーフポジションから行うのは、 ◎腰部障害の発生リスクを減らすことができる ◎重量感覚の養成が比較的容易に行える ◎背筋群-臀筋-ハムストリングの連動(ポステリアル・チェーン)を意識させやすい などの理由からです。詳細については、連載 No.12 「初級者・脚-体幹トレーニング ~ハーフ DL のすすめ~」を参照ください。 《帯首掛けハーフ DL》  “トレーニング専用帯”を用いる方法です。スクラムで相手と接触面となる、頭部~首を意識し、その部分からバーを吊り上げるようなイメージで行います。 《帯首掛け膝下ハーフ DL》  帯首掛けハーフ DLでの動作イメージを基本とし、さらにバーを膝下へと下げていくエクササイズです。骨盤から背中にかけてのラインをフラットに保つことが重要ポイントです。そのためには、背筋への意識だけでなく、腹筋を締めながら骨盤を真っすぐにする身体操作が大切になります。 《対人負荷首掛けスクラムプッシュ》  トレーニングを行う側は、ラックやバーに手を置きスクラム姿勢をとります。この構えから真っす ぐか少し斜め上へと押し込むようにします。相手の負荷に負けずに、骨盤~背中のラインをフラット に維持して行うことがポイントです。  パートナーは、首からぶら下がるようにして負荷をかけます。相手の強さに応じて、体重のかけ方、腕での引っ張り具合を調整します。 《肩車スクラム SPSQ》  パートナーを肩に担ぎ脚を前後に開いて構えます。前脚に体重をかけて、膝を曲げて沈み込みなが ら上体を前傾させていきます。ハーフ SQ 程度の位置まで膝を曲げてから、上体を起こしていくのと同時に膝を伸ばしていきます。スクラムをイメージして斜め前方へと伸び上がっていきます。  ラックに手を付いてバランスを取りながら行ってください。負荷をかけるパートナーもラックや支柱を持ってバランスをとります。 《スクラム姿勢首押し》  トレーニング用帯を使い、肩の位置を固定してスクラム姿勢をとります。体幹と床とが平行となる 位置を保ちます。慣れてきたら、パートナーに頭、首あたりを押さえてもらうのも効果的です。 ◆ベース作りを大切に  今回紹介したスクラムの専門性を踏まえたエクササイズは、ハーフDLやスクワットなど基本種目でのしっかりとしたベース作り(基礎筋力や体作りなど)があってこそ大きな効果が期待できます。それを踏まえたうえでのトレーニングであることを念頭に強化を進めていきましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #スクラム #脚体幹強化 #専門的トレーニング #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.09.10
【Program for…】No.74 第74回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:肩周りのコンディショニング』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第10弾は、肩周りのコンディショニング•プログラムです。 高校,大学,社会人とアマチュアレベルでは、秋のシーズンに入ります。 各カテゴリーで、トーナメント,リーグ戦と大会の方式に違いはありますが、10,11月のシーズン終盤の大事な試合に向けて、投手,野手共に、怪我なく良い状態を保ちたいものです。 特に、秋に向けては、気温が徐々に下がっていくことから、肩,肘の怪我には注意が必要です。 肩周りのコンディションを保つ上でチェックしておきたいのは、以下の3点です。 ⚫︎胸椎の伸展可動域 ⚫︎胸肋部の側屈可動域 ⚫︎胸椎の回旋可動域 つまり、胸が反れる(張れる)か、両脇の筋肉が硬くなって腕が挙がり難くなっていないか、上体がしっかり回る/捻る動きができるかどうかを日々の練習前後でチェックし、良い状態で毎日の練習,試合に臨みたいものです。 もちろん、チームにトレーナーがいたり、個人的にケアを受けたりトレーニングができる施設に通っている選手は、専門家に上記の可動域や筋肉の硬さをチェックしてもらい、必要に応じてケアを受けながら、コンディションを保っている方もいるかと思います。 しかし、必ずしもそういう環境にいる選手ばかりではありませんし、またそういう環境にあっても、専門家のケアを受ける前に「プライマリー•ケア」として、セルフ•コンディショニングに取り組むことができれば、専門家によるケアもより効果が高くなります。 以下に挙げるプログラムは、その一例ですが、参考になれば、日々のコンディショニングに取り入れてみて下さい。 <プログラム例> ① ダンベル•プルオーバー•ストレッチonポール ② 肩ブリッジ 〜〜〜 ③ ラット•肩ほぐし(帯使用) ④ 肋間ストレッチ&胸椎回旋 ⑤ Woodbar 胸椎回旋&側屈 ーーーーーーーーー なお、今回は、動的なエクササイズとストレッチを組み合わせた構成をご紹介します。 肩周りのインナー•マッスルのエクササイズなどについては、次回改めてご紹介します。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #コンディショニング #怪我予防 #肩 #肘 #セルフコンディショニング #インシーズン
2022.09.03
【Program for…】No.73 第73回はバスケットボールのディフェンスにおいて必要になる横方向の動きに絞ったプログラムを紹介します。以前No.31で自体重種目を紹介しましたが、今回はバーベル種目を取り入れてより積極的な強化を狙っています。 ディフェンスではオフェンスに遅れずいかに瞬時に動き出し、かつ常に安定して止まれるような姿勢を保てるかが重要になります。 筋肉としては外側の臀部(中臀筋など)がメインで働きますが、筋の強化を狙って姿勢が崩れてしまっては意味がありません。良い姿勢でトレーニングするよう意識づけしましょう。 以下にプログラム例を紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:BoxサイドSQ →②自重: Box寄せ脚/寄せ脚→伸び上がり →③足関節背屈ストレッチ ---------------- ◆ポイント ①BoxサイドSQ Boxを入れて段差を利用することで身体を寄せる側により負荷をかけやすくなります。 上半身が傾いたり、臀部が極端に横に出たりしないよう注意しましょう。 ②Box寄せ脚/寄せ脚→伸び上がり 寄せ脚はサイドSQと同様に上半身が傾かないようにすることに加え、できるだけ顔の高さが変わらないように行います。最終ポジションでは必ず片脚一本で安定して立ち、毎回止まるようにしましょう。 安定して止まれるようになったら、次は上方向の伸び上がりを追加しさらに負荷をかけていきます。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #ディフェンス #脚トレーニング #サイドスクワット
2022.08.27
「手首の強化 強く柔らかく②」 パスの飛距離アップにつなげる パスの飛距離アップにつなげる“手首(リスト)の強化”について、プログラムの一例を示し、ポイントを 解説していきます。今回は、手首~肩の“しなやかさ”の養成と体幹の捻り系エクササイズに関する内容で す。 ◆プログラム例 〈手首-腕-肩ストレッチ・プログラム〉 ①腕-肩のセルフ・ストレッチA、B:10~20 カウント×2~3セット ②手首-腕-肩のパートナー・ストレッチ(捻り):20 カウント×2~3セット ③腕振りリラックス運動パートナー:10~20 カウント×2~3セット 〈体幹-腕のリラックス・プログラム〉 ①四股立ちトランクツィスト:10 カウント×3~5セット ②左右腕振り ・四股立ち :1~3分×1~3セット ・前後開脚立ち:20~30 回×1~3セット ・踏み込み :10~20 回×1~3セット ◆エクササイズ解説 《肩-腕のセルフ・ストレッチ順手、逆手》  柱などをつかんで行うセルフ・ストレッチです。まずは順手で柱をつかんで腕-肩を伸ばしていき ます。肩甲骨を背骨から外側へとスライドさせる(離していく)ようにして伸ばします。逆手で支柱 をつかんで伸ばす方法も効果的です。  支柱をつかむ位置やつかみ方によって、伸び方が違ってくるので、いろいろと試してみて、肩-背 中を伸ばしていきましょう。 《手首-腕-肩のパートナー・ストレッチ(捻り)》  捻りを重視したパートナー・ストレッチです。  パートナーが相手の手のひらをつかみ、手首-肘に内側への捻りを加えながら、肩を伸ばしていきます。片方の手を相手の肘の下側からあてがいながら捻りを加えるとより効果的です。無理やりに伸ばすと強い痛みが伴うので、少しずつ捻りを加えていきながら徐々に捻りを強くしていきましょう。 《腕振りリラックス運動》  前腕もしくは上腕をパートナーが持ち、小刻みに振る運動です。手のひらが下側に向くようにした状態でパートナーに腕を預けます。肘先から手首の力を抜き、手首がしなるような感覚を覚えます。 《四股立ちトランクツィスト》  四股を踏むときのような立ち方で構えます。胸に手を当ててヘソから上の胴体を大きく捻ります。  ヘソから下の足腰はどっしりと安定させて動かさないこと。頭-胴体のラインはまっすぐに保ち、直 立させること。頭のてっぺんから胴体のど真ん中に軸が通っているイメージを持ち、その軸を中心に 体を回転させるように行います。  胸に手を当てて腕を動かさないようにするのは、身体の中心、胴体から動くことをより強く意識さ せるためです。 《四股立ち左右腕振り》  四股立ちで、胴体を回転させるとともに、左右に腕を振ります。体の中心から動かし、続いて肩腕 が遅れて動きます。大きく腕を振ることがポイントです。肩甲骨の部分までを腕としてとらえて、背 中から大きく動かすイメージで行うとよいでしょう。肩から先の腕だけ、肘先だけの動きになると、 腕振りの範囲が狭くなるので要注意です。  自然体で立ち、腕振りに伴い左右に体重移動を行う方法もありますが、初級者の場合、まずは足腰 を安定させ、体幹をまっすぐにして立つこと、軸を明確にイメージして胴体を大きくひねることが優 先されます。そのためには、四股立ちでどっしりと足腰を落ち着かせる方が適しています。 《前後開き立ち左右腕振り》  足を軽く一歩出した程度の足幅で構えます。前脚へと体重をかけながら、腕振りを行います。身体 を安定させた状態を保ち、腕を大きくスイングさせます。  《踏み込み&左右腕振り》  自然体で立った状態から前に一歩踏み込むと同時に腕振りを行います。動きが伴う中でも体の軸を ブラさず行うことがポイントです。 ◆いつ行うか  今回紹介したプログラムは、体幹の柔軟性向上や動きづくりに効果がもたらされるばかりでなく、身体をほぐして調子を整えたり、これから運動を行うためのウォームアップとしても役立ちます。したがって、ウェイト・トレーニングの中に取り入れるのはもちろんのこと、グランド場でのウォーミングアップやクーリ ングダウンの一環として活用していくことも望まれます。  《文責:大道泉》 #ラグビー #リストの強化 #強く柔らかい手首 #パスの飛距離 #体幹の捻り動作 #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.08.20
【Program for…】No.71 第71回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:回旋系トレーニング』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第9弾は、股関節及び体幹部の捻り動作に重点を置いたトレーニングです。 野球の基本動作である「投げる」「打つ」は、いずれも身体を捻る動きが伴います。 投げる方向、あるいは投手方向にステップ(並進)しながら、最後に脚〜体幹部を捻り、ボールやバットを持つ末端部(上肢)を加速させています。 この時、ポイントとなるのは、タイミングよく連鎖的に捻ることであり、また、その前提として回旋可動域があるかどうかにあると言えます。 したがって、トレーニングにおいては、上体では胸椎,胸郭周りの回旋可動域を拡げること、下半身では股関節周りの回旋(内旋,外旋)可動域を拡げることが重点課題となります。 今回紹介するプログラムでは、それらのポイントにフォーカスした内容となっています。 <プログラム例> ① ディスク•パンチ&SPツィスト ↓ ② ディスク・ツィスト ↓ ③ フロント•プランク&股関節ツィスト フロント•プランク&レッグツィスト ーーーーーーーーー ◆ディスク・ツィスト 最初は、肩幅程度のスタンスで胸椎回旋中心(骨盤固定)に行い、次にスタンスはそのままで股関節の捻りを追加、その次はバッティングスタンスで体重移動を伴わせながら回旋、最後にスローイングスタンスで大きく体重移動と身体全体で回旋するようにします。 いずれも腕でディスクを振り回すのではなく、身体で動かすような意識で行うようにしましょう。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #全身トレーニング #連動 #捻転差 #回旋系トレーニング #ツィスト #インシーズン
2022.08.13
【Program for…】No.70 前回と同じく「深い姿勢での筋力が弱い」選手に向けたアプローチですが、今回は片脚種目に絞っています。 片脚で体重を支持するためにはバランスの要素も加わるため、両脚で深くしゃがむことができてもスプリットの姿勢にすると極端に浅くなる選手もいます。 バーベルは比較的軽い重量から始めても構いませんので、まずは姿勢の深さを意識しましょう。 これまで何度も解説している通り、バスケットボールは片脚で踏ん張る、切り返すなどの場面が多い競技です。両脚だけでなく、片脚の種目も必ず取り入れるようにしましょう。 以下にプログラム例を紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:ロングスプリットSQ・バックランジ →②自重: ブルガリアンSQ(フロアタッチ) →③臀筋ストレッチ ---------------- ◆ポイント ①ロングスプリットSQ・バックランジ 後脚の膝が地面に触れるか触れないか程度までしゃがむ意識で取り組むと良いでしょう。また、体重は常に前脚に乗せたまま、後脚に逃げていかないよう注意してください。 ②ブルガリアンSQ フロアタッチする際に、背中~腰は真っ直ぐに保ったまましゃがむようにしましょう。背中~腰が丸いと結果的に膝をあまり曲げずにフロアにタッチしてしまい、目的の深い姿勢をとることができません。 ③ストレッチ 前回は腹筋種目を入れていましたが、今回はそれほど高重量を扱うプログラムではないため、腰痛を起こす可能性はやや低くなると考えられます。そこで代わりにストレッチを組み込んでいます。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #脚トレーニング #スプリットスクワット #バックランジ #ブルガリアンスクワット
2022.08.06
「手首の強化 強く柔らかく1」  パスの飛距離アップにつなげる  パスの飛距離アップにつなげる“手首(リスト)の強化”について、プログラムの一例を紹介し、トレーニ ングの進め方を解説していきます。今回は、ダンベル・エクササイズによるトレーニングと手関節のストレッチに関する内容です。 ◆プログラム例 まずは、プログラム例をみてください。 〈リスト強化プログラム〉 ①ダンベル・リスト・カール:10~20 回×3~5s ②リバース・リスト・カール:10~20 回×3~5s ③サーキュレーション・リスト・カール:10~20 回×3~5s ④8の字ツィスティング・リスト・カール:10~20 回×3~5s 〈リスト・ストレッチプログラム〉 ①背屈(手の向き:上向き,下向き):10~20 カウント×3~5s ②掌屈(手の向き:内向き,外向き):10~20 カウント×3~5s ③掌屈膝立てプッシュアップ:10~20カウント×3~5s ◆エクササイズ解説 《ダンベル・リスト・カール》 ダンベルを片手で持ち、手のひらを上にして手首から先だけが動くようにして構えます。ダンベル をいったん前の方へと下ろし、そこから手首を巻き込んでくるようにして挙げていきます。 反対側の手で前腕を押さえて固定するとやり易くなります。 また、両手にダンベルを持ち、体側に構えてから、内側へと巻き込むようにするやり方もあります。 《リバース・リスト・カール》  ダンベルを持ち、手のひらが下を向くようにして構えます。ダンベルを前方へと下げてから、手首を返すようにして持ち上げます。 使用する重量は、先に紹介したダンベル・リスト・カールよりも軽くして、しっかりと手首を動かすようにしてください。 《サーキュレーション・リスト・カール》  ダンベルを持ち、手のひらが下を向くようにして構えます。手首を右もしくは左回りで回します。 《8 の字ツィスティング・リスト・カール》  ダンベルを持ち、手のひら上向きにして構えます。次に、以下の要領でダンベルを操作します。 ①外側横へとスライドさせる。 ②手のひらを返しながら挙げる。 ③挙げ切ったところから手のひらを下にしたまま逆方向斜め下へとスライドさせる。 ④下げ切ったところから手のひらを上向きに返しながら反対方向へとスライドさせる。 ①→④を繰り返す。 ダンベルの軌道が、8の字を横に倒した様なかたちになります。 《背屈ストレッチ1》  腕立て伏せのときのように床に手をつきます。体重を前方へとかけながら手首背屈の可動域を広げ ていきます。 《背屈ストレッチ②》 手の先が下を向くようにして床に手をつきます。このまま手のひらが浮かないようにして後方へと 下がっていき、前腕内側を伸ばしていきます。 《掌屈ストレッチ①》 手の甲を床につけ、指先を内側に向けて構えます。体重をかけていき、前腕の前の方を伸ばします。 慣れてきたら、左あるいは右に体を倒していくやり方も効果的なストレッチとなります。 《掌屈ストレッチ②》 手の甲を床につけ、指先を外側に向けて構えます。基本的なやり方は、掌屈ストレッチ①と同じで す。指先が外側に向くことで、肩へ捻りの要素が加わったストレッチとなります。 《掌屈プッシュアップ》 掌屈ストレッチー①の要領で床に手をつきます。この構えからプッシュアップを行います。最初は、膝立ての構えで行います。慣れてきたら、つま先支持へと変えていくのも効果的な方法のひとつです。 ◆重要ポイント パスの飛距離を伸ばすことにつなげるためのリスト強化では、次のような重要ポイントがあげられます。 ①全身を満遍なく鍛えてからのリストの強化 ②捻りを加えた柔らかさも養成する ③連動性を考えた強化と柔軟性向上 ④調整運動によるリラックス状態の獲得 ①については、全身(上体、体幹、脚)を偏りなく鍛えたベースがあってこそ、部分的な集中強化 の成果が期待できるという意味です。リストの強化だけにとらわれず、バランスの取れた全身強化を計画的に展開していきましょう。 ②、③は、パスという複合動作を考えたときに、直線的かつ部分的なストレッチだけではなく、捻りを加えたストレッチや柔軟運動、さらには肩甲骨、体幹までを含めた(関連させた)柔軟性向上や強化が必要になってくるという意味です。 ④については次のような考えに基づくものです。キレの良い動きは余計な力みのない状態から生み 出される。必要以上に力んで硬くなってしまっては、動きが小さく鈍くなってしまうため、飛距離の出せるパス動作にはつながらない。したがって、よく鍛え、よくほぐして、キレの良い鋭い動きにつなげていくために、体の状態を整えておくことが重要だ。  また、トレーニングをやりっ放しでは、疲労が蓄積してケガにもつながりかねません。体を丹念にメインテナンスしておくことも習慣づけておきましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #リストの強化 #強く柔らかい手首 #パスの飛距離 #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.07.30
【Program for…】No.68 第68回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:スローイング強化』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第8弾は、スローイング強化を目的とした全身連動系のトレーニングです。 送球・投球動作の基本は、 1)軸脚からステップ脚への体重移動 2)並進運動と回旋運動の複合・連動 3)ボールリリースに向けた加速 大きく分けて、以上の3つのポイントがあります。 強くて速いボールを投げる上で、軸脚の蹴り(押す力)が必須であり、その次に鋭い回旋動作、そして、最後にそれを受け止めて安定させる為のステップ脚の強さが求められます。 今回紹介するプログラムでは、それら一連の流れを意識した構成になっています。 <プログラム例> ① ケトルベル•サイドSQ:10回 ケトルベル•ブルガリアンSQ:10回 ↓ ② ランドマイン•ツィストプレス ↓ ③ 跳び乗り•ツィスト片脚着地 → 股関節押し込み捻りストレッチ → 股関節捻りストレッチ(腰切り) ーーーーーーーーー 上記のエクササイズ、特にランドマイン•ツィストプレスは、実際の投動作に近い動きではありますが、上肢の押す動きやバーベルが斜め上に動く軌道など、必ずしもイコールではなく、あくまで感覚を養うエクササイズです。 選手それぞれに、送球•投球動作の中に課題があり、その点を意識して、実際の動きに繋げていくイメージを持ちながら取り入れるようにして下さい。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #スローイング #投球 #送球 #脚トレーニング #全身トレーニング #連動 #インシーズン
2022.07.23
【Program for…】No.67 前回に引き続き、バスケットボール選手が低い姿勢をとれるようになるためのトレーニングを紹介していきます。 今回は「深い姿勢での筋力が弱い」選手に向けたプログラムです。 プレイ中の姿勢が全体的に高い選手に多く見られますが、筋力自体が弱いために深い姿勢をとることができないパターンです。 競技自体は深い姿勢をとらなくても出来ますが、踏ん張ったり当たったりする場面で咄嗟に低い姿勢になれると有利です。 以下にプログラム例を紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:パラレルSQ(Box利用)・ヘキサゴンDL →②自重:SQジャンプ(フロアタッチ) →③腹筋(膝タッチシットアップ・ボール押し込み) ---------------- ◆ポイント (1)重量設定 元々の筋力が低いため、まずは軽重量からでも深くしゃがむことを覚えさせます。パラレルSQでは必ずBoxに触れることを条件とし、慣れてきたら重量を上げていくようにしましょう。 (2)姿勢 筋力が弱い選手は深い姿勢をとった際に、膝を曲げるのではなく背中や腰を丸くしてしゃがもうとすることが多くみられます。背中~腰は真っ直ぐに保ったまましゃがむようにしましょう。 (3)腹筋 低い姿勢をとった際に腹筋が働いていないと腰椎が安定せず、腰痛を引き起こす可能性があります。その対策としてセット間に腹筋に刺激を入れるようにしています。 ここでは2種目紹介していますが、他の種目を選んでも構いません。どのような動きの中でも毎回腹筋が働いていることが必要です。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #脚トレーニング #パラレルスクワット #ヘキサゴンデッドリフト
2022.07.21
第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会結果 顧問先チーム成績  予選プールを勝ち抜き、下記2チームが決勝トーナメントに進出。以下の成績を収めることができました。 ◎第3位:國學院栃木高校 ◎第7位:流経大柏高校
2022.07.19
【工房会員試合結果】 「Professional Shooto2022 #5」 /2022.7.17(日) @後楽園ホール ◆岩﨑 大河 選手(大道塾/パラエストラ東京) vs イム•ドンジュ(韓国 ザ•ジムラップ) ○ 岩崎 ー イム⚫︎ :2R TKO(左額損傷/レフェリーストップ) MMAデビュー以来、8連勝(8戦)。 https://mmaplanet.jp/133311 #jpfストレングス工房 #大道塾 #パラエストラ東京 #mma #岩﨑大河
2022.07.16
「踏ん張る力をつける 脚と足趾の強化」  低く安定感のあるプレーを行えるようにするには、脚力と体幹の安定性が必要となります。また、踏ん張る力やバランスを保つのには、足趾のはたらきも重要な役割を担うと考えられています。  前回に引き続き、足関節と足指に着目して、低く安定したプレーにつなげるための足首の柔軟性向上と足指の動きを良くするトレーニングの一例を紹介していきます。 ◆プログラム例 〈プログラム〉※裸足で行う ①ワイド・スクワット:5~10回×3~5セット ←足指グー・チョキ・パー:10回×3~5セット ②スプリット・ステッピング: 10~15回×3~5セット (D.ひじ掛けスプリット・ステッピング) :10~15回×3~5セット ←サイド・ワンステップ SQ:5~10回×3~5セット ③スクワット・カーフ:5~10回×2~3セット ←自重片脚スクワット・カーフ:10~15 回×3~5セット ←自重片脚ツィスティング・カーフ:10~15回×3~5セット ◆エクササイズ解説 《足指グー・チョキ・パー・エクササイズ》 グー:足の指全部を曲げる。指先だけでなく、足の甲あたりから曲げられるようにする。手の握りこぶしのようなかたちをつくります。 チョキ:親指(拇指)だけを立てるもしくは曲げるようにします。 パー:足指全部を横に広げます。 ※内反小趾  足の小指(小趾)が内側に向き、変形してしまった状態のことです。足の形に合わない小さな靴を履くことにより変形を引き起こしてしまうと考えられています。  低く安定した姿勢をつくるには、足指を開いて接地面を大きくした状態で床を踏みしめるようにすることが重要です。  小趾が動かず、内側にめり込んだような形では、踏ん張る力が弱くなってしまう場合があります。 《スプリット・ステッピング》  バーベルを肩に担ぎ、脚を前後に開いて腰を落とした状態からスタートします。一足長ほど前方にステップし、体重を乗せてから再び元の位置へともどってきます。  膝を柔らかく使うこと、接地時に足指をしっかりと踏ん張ることがポイントです。 《D.(ダンベル)ひじ掛けスプリット・ステッピング》  ダンベルを肘にかけてスプリット・ステッピングを行います。肘を前に出せる分、腹を意識した低く丸まった姿勢をとることができます。  また、肩を意識したうえで、膝を柔らかく使えるかどうかも重要なポイントとなります。 《サイド・ワンステップ・スクワット》  横への動きを意識したトレーニングです。上体が横へと流れないようにして、しっかりと踏ん張ります。 《自重片脚スクワット・カーフ》  床をしっかりと踏んでつま先立ちになります。  スクワット・カーフでは、しゃがんだ状態から一気につま先立ちになる動作を強調して行います。 《自重片脚ツィスティング・カーフレイズ》  片脚スクワット・カーフに捻りの動作を加えたエクササイズとなります。 ◆重要ポイント ◎足指への意識  足指のはたらきをしっかりと引き出すことで、踏ん張る力をより強くし、安定性を高めようとして います。足指のはたらきに関して重要性は理解されているものの、地味なトレーニングとなり軽視されがちなので、足指に着目し たプログラムを定期的に取り入れることが望まれます。 ◎動作コントロール  運動全体の動きをコントロールするためには、足部や脚だけを意識するのではなく、体幹の動きか らコントロールし、身体全体を使うようにしましょう。そうすることで、膝を柔らかく使えるように なります。  また、最終的には足指を意識して動かすのではなく、動作中に自然に動かせているようになるのが理想です。 ◎裸足でのトレーニングについて  このプログラムでは、足指の踏ん張り感覚を強調するために裸足で行っています。低い姿勢をつく って踏ん張った時に足指をしっかりと踏みしめる(床を捉える)ようにする感覚は、下半身を安定さ せるために極めて重要です。こういった感覚養成を重視する時には、軽い重量を用いて裸足でトレー ニングを行うのもひとつの効果的な方法となります。  ヘビー・ウェイトでのトレーニングを行うときには、足部保護のためにもシューズを着用しましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #足首の柔らかさ #足趾 #踏ん張る力 #低いプレー #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.07.13
「第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」 7月16日に開幕。  顧問先より以下の4チームが出場いたします。 ◆栃木:國學院栃木高校 ◆埼玉:昌平高校 ◆千葉:流経大柏高校 ◆富山:富山第一高校  奮闘・健闘を期して、大会に臨みますので、応援のほどよろしくお願いいたします。 https://www.rugby-japan.jp/news/2022/07/02/51396
2022.07.09
【Program for…】No.65 第65回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:走力アップの為の脚トレーニング』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第7弾は、走力アップを目的とした脚トレーニングです。 野球選手、特に野手においては、走力アップ、つまり脚が速くなることは、誰しもが掲げる共通の課題かと思います。 走力が上がるということは、走塁においては盗塁はもちろん、相手守備へプレッシャーをかけることにつながり、チャンスを拡げ、得点機をつくることにもつながります。 また、守備においては、守備範囲を広めることにつながり、1アウトを獲ること、場面によっては失点を防ぐことにもつながり、野手としての試合出場機会を増やす上でのオプションにもなり得ます。 走力強化のアプローチは、冬場のシーズンオフの時期よりも、気温が高く身体が動きやすい、シーズン中にこそ取り組みたい内容です。 今回紹介するプログラムは、スピードや瞬発力を意識したバーベルエクササイズと、ハムストリングの補強エクササイズを組み合わせた構成になっています。 <プログラム例> ① ステップ•アップ(踏み付け強調)/H.SQ.Jump ↓ ② <補強> 各10回 2S ↓ A:ダンベル片脚ヒップ•リフト ↓ B:ダンベル片脚ヒップ•スラスト ↓ C:ダンベル片脚ルーマニアンDL ③ ハムストリング・臀筋ストレッチ:各20秒 ーーーーーーーーー 野球選手の走り方の特徴として、スライディングやベース回り、また捕球動作に備える為に、前傾位を保ったまま走ることが多く見受けられます。 そのこと自体は、競技特性として、野球に限らず、球技において多く見られることで、陸上のスプリント種目のように上体が立った中間疾走の局面はほとんど見受けられません。 ただ、前傾位で地面を掻くようにして走るフォームの選手が多く、ストライドが広くなり、ピッチが遅くなる傾向にあるのが特徴で、それによりハムストリングの肉離れを誘発する一因になっていると言われています。 それらを踏まえ、ステップアップでは、上から下で鋭く足を踏み下ろすことを意識するスタイルを採用しています。 ハーフSQ.Jumpでは、前半の5回は瞬間的な速さ、後半の5回では切り返しの鋭さを意識して行います。 補強エクササイズは、いずれもハムストリングの補強エクササイズであり、コンセントリック,エキセントリック両方の負荷がかかるようにしています。 この他には、パートナーがいれば、マニュアル•レッグカールやノルディック•ハムストリングなどのエクササイズも有効です。 上記のトレーニングは、いずれも走る上での土台づくりであり、あとは走り方の改善など、実際に走ることと組合せることで、走力は上がっていきます。 そのことも合わせて理解した上で、取り組んでみて下さい。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #野手 #走塁 #走力 #ランニング #スピード #脚トレーニング #インシーズン
2022.07.02
【Program for…】No.64 今回よりテーマを変え、バスケットボール選手が低い姿勢をとれるようになるためのトレーニングを紹介していきます。 低い姿勢が取れない原因はいくつか考えられますが、今回はまず「股関節の柔軟性が低い」選手に向けたプログラムです。 特に男子に多く見られますが、女子にも一定数おり、股関節の柔軟性の低さが腰や膝の重篤な怪我にも繋がることから、改善することは必須項目だと考えています。 股関節の柔らかさを作るプログラム例を以下に紹介します。 ---------------- 〈プログラム例〉 ①バーベル種目:ワイドSQ →②ダンベル:四股/ディスク四股ステップ →③股割ストレッチ ---------------- ◆①②に共通する重要ポイント (1)姿勢の深さ 基本的には臀部が膝と同じ高さにくるまで深く沈みます。ただし、柔軟性が極端に低い選手はその高さまで沈めないこともあるため、以下の(2)(3)のポイントを意識しながらストレッチ感が出る程度までしゃがむようにしましょう。 (2)つま先と膝の向き 柔軟性が低い選手は深さばかりを追い求めてしまうことで、いわゆるニーインの姿勢になりがちなので注意しましょう。必ずつま先と膝が同じ方向を向くように沈んでいきます。 (3)上体の角度 上体の前傾角度が強くなると腰への負担が増大するばかりでなく、臀部を後ろに引くことによって腰を割る動きにならず、目的である股関節の柔軟性改善に繋がりません。 両足の間に臀部を落としていくようなイメージで行うと良いでしょう。 ※逆に柔軟性が十分だと見受けられる選手でも、立位にさせると動画のNG姿勢になってしまう選手もいます。これらの選手は股関節(臀筋)で体重を受ける・支えるといった感覚を掴んでいないことが多く、そういった選手にも有効なプログラムです。 次回以降も別のポイントから低い姿勢をとれるようになるための様々なプログラムを紹介していきます。 ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #脚トレーニング #片脚トレーニング
2022.06.25
「低いプレーにつなげる足関節柔軟性の向上」  ラグビーでは、低いプレーで試合を優位に展開できる場合があります。特に、身体の小さなプレーヤーに とって、タックルなどコンタクトプレーで低さを活かすことは、大きな選手に対抗していくための生命線と なると言っても過言ではありません。  今回は、低いプレーにつなげるための足首の柔軟性向上に関するトレーニングの一例を紹介していきま す。 ◆低い姿勢とは  プレーで求められる低さとは、腰を低い位置に落とした状態をつくることです。頭を下げて腰が高い位置にある状態は、目線が下がっているだけで良い姿勢とはいえません。これでは、コンタクトプ レーで腰が浮いてしまい、相手に力を伝えられません。低く腰を落とした構えを素早く、スムースに つくるためには、股関節、膝関節、足関節の柔軟性と低く構えても安定感のある足腰の強さが求めら れます。 ◆プログラム例 〈プログラム〉※裸足で行う ①スクワット・カーフ:5~10 回×2~3セット ←立位カーフ・ストレッチ(まっすぐ/膝曲げ):(20/20)カウント×2~3セット ②ワイド・スクワット:5~10 回×2~3セット  ←スクラム姿勢カーフ・ストレッチ:20カウント×2~3セット ③スプリット・スクワット:5~10 回×2~3セット ←ドッグ・ポーズ・ストレッチ:20カウント×2~3セット ←ドッグ・ポーズ足指曲げつま先立ち:20 カウント×2~3セット <番外編> ◎足指曲げつま先立ち ◆エクササイズ解説 《スクワット・カーフ》 ハーフ・スクワットとカーフ・レイズとを組み合わせたエクササイズです。膝屈曲・伸展の切り替 え動作を鋭く行う、素早く勢いよく立ち上がることが重要なポイントとなります。 このエクササイズで低く腰を落とそうとすると、膝曲げの最終局面では下腿を前傾させ足関節を大 きく屈曲させる動作が伴います。 《立位カーフ・ストレッチ(まっすぐ/膝曲げ)》 下腿(ふくらはぎ)を伸ばすストレッチです。膝を伸ばして行うと腓腹筋(表層の筋)が、曲げて 行うとヒラメ筋(深層の筋)が主として伸ばされます。それぞれを十分に伸ばしておくことが重要で す。 《スクラム姿勢カーフ・ストレッチ》  スクラムの姿勢を取って下腿を伸ばします。相手に強い押し力を伝えようとする場合、足裏接地面 が大きい方が有利となります。足部・足関節が硬い選手は足裏を床につけようとすると膝が浮き、結 果として腰高の姿勢になってしまいます。足裏接地面を大きく取れるようにするとともに、膝を低い位置に落とせるようにするには、足関節の柔らかさを養成しておくことが必要不可欠になるのです。 ゆっくりとストレッチをかけていく方法のほか、軽く反動を使うやり方も織り交ぜると効果的です。 《ドッグ・ポーズ・ストレッチ》 四つん這いになり、肩・背中を伸ばすポーズをとります。このとき、踵を床につけたまま膝を伸ば し、背中・腰のラインとお尻・脚後面のラインがまっすぐになるようにします。下腿・大腿後面・臀 部が伸ばされます。 《足指曲げドッグ・ポーズ・ストレッチ》 ドッグ・ポーズから足指を曲げてつま先立ちになります。足の甲、足関節の前部が伸ばされるスト レッチです。 《足指曲げつま先立ち》 足指曲げドッグ・ポーズ・ストレッチよりもさらにストレッチ感の強いエクササイズとなります。  足部の痛さを伴うため、最初は何かの支えを持って加重を調整した方が良いでしょう。 ◆重要ポイント ◎足指の踏ん張り感覚の養成  このプログラムでは、足指の踏ん張り感覚の養成を強調するために裸足で行っています。低い姿勢 をつくって踏ん張った時に足指をしっかりと踏みしめるようにする感覚は、下半身を安定させるため に極めて重要です。こういった感覚養成を重視する時には、軽い重量を用いて裸足でトレーニングを 行うのもひとつの効果的な方法となります。ヘビー・ウェイトでのトレーニングを行うときには、足 部保護のためにもシューズを着用しましょう。 ◎コンビネーション・プログラム 筋力系エクササイズとストレッチとを組み合わせているのもこのプログラムの特徴です。ストレッ チさせたいところを動かしてからストレッチを行うということで、よりストレッチ効果を高めようと ねらっています。また、エクササイズの休息時間を有効利用することでトレーニングの効率化も図れ ます。もちろん、それぞれ別個に行っても構いません。それぞれの状況、環境に合ったやり方を見つ けることが大切です。 《文責:大道泉》  #ラグビー #足首の柔らかさ #低いプレー #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.06.18
【Program for…】No.62 第62回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:打撃動作における“割れ”づくり』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第6弾は、野手の脚トレーニング:打撃動作における「割れ」づくりです。 前回(No.59)に引き続き、動きづくりの要素を含むプログラムについて、紹介します。 打撃動作においても、投球動作と同様に、脚はマウンド方向へ(わずかに)並進(ステップ)し、バットを持つ手を逆方向へ引く動きにより、トップの位置が決まります(割れの状態)。そこから脚,体幹部の捻り動作と共に、バットを加速させてボールにコンタクトしていきます。 ただし、投球動作と違う点は、投手が投げるボールに対し、タイミングを合わせ、ボールの軌道に合わせて、バットを振らなければならない点であり、自身の形で振るという再現性と共に、対応力が求められます。 また、良い打者の条件は、その対応力にあるとも言えます。 そして、様々なスピード,軌道のボールに対応していく為には、トップの位置が崩れないようにしながらボールを待てるようにすることがポイントとなります。 (⇒タメ」や「間(ま)」をつくる言われる技術) 今回のプログラムは、それらの技術を支える筋力(内転筋や臀筋)と柔軟性(股関節周りや胸郭周り)を強化する内容となっています。 <プログラム例> ① ワイドSQ:10回 ↓ ② サイド・スライドSQ:10回 ↓ ③ WoodBar 胸椎回旋ストレッチ:10〜20回 ※サイド・スライドSQでは、MBを持って行っていますが、実際にバットを持ったり、あるいは持たなくても構いません。また、Boxで段差をつけ、バランスマットの上に軸脚を乗せ、さらにステップ脚は「バルスライド」の上に乗せて、エクササイズを行っていますが、いずれも目的は、負荷をかける為のもので、これらは無くてもできます。 さらに、ステップ幅は実際の打撃動作に合わせる必要はなく、これも負荷をかけるという目的で、できる限り広めに取るようにさせています。 あくまでトレーニングとしての補強的なエクササイズであり、実際の動きよりも少し誇張的に動いて負荷をかけるようにすると良いでしょう。 以上、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #野手 #打撃 #バッティング #脚トレーニング #インシーズン
2022.06.11
【Program for…】No.61 今回は上体トレーニングの4回目として、背面強化のプログラムを紹介します。 背面強化が必要な理由としては、No.52でも記載した通り、上体の代表的な種目である「ベンチプレス」と対になる筋群のトレーニングになるからです。必ず前面(胸)と後面(背中)をバランスよく鍛えることを意識してトレーニングに臨んでください。 もう1つの理由としては、シュートやリバウンドなど、手を上に挙げる動作がバスケットボールには多くあります。 挙上動作には肩甲骨の動きが重要です。肩甲骨の動きが悪いままシュートを打ち続けると肩の痛みに繋がり、フォームが崩れる選手もいるため注意が必要です。 特に内転動作(肩甲骨を寄せる動き)の際に、肩がすくむような動きが入らないようにしましょう。 今回紹介するのは背面種目のみに絞ったプログラムになりますが、あくまでもベースはNo.52で紹介したベンチプレス⇔背面種目を混合した方法です。 上半身を分割してトレーニングする場合(胸と背中を別の日に行う)などに採用できるでしょう。 ---------------- 〈基本構成〉 ①バーベル種目:懸垂/ラットプルダウン →②ダンベル:ダンベルロウ/ダンベルベンチプル →③ラット肩甲骨プル/ストレートアームプル ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #上体トレーニング #背中トレーニング
2022.06.11
第70会関東高校ラグビー大会 結果 流経大柏高校ラグビー部 Aブロック優勝 12年ぶり4回目 6月5日(日曜) Aブロック:決勝  流経大柏 36vs14 東海大相模 1回戦:6月4日(土曜) A:流経大柏 22vs20 國學院栃木
2022.06.04
「強く、しなやかな首をつくる④」  首強化シリーズ第4回目では、対人負荷エクササイズを紹介していきます。  対人負荷エクササイズとは、パートナーの体重を利用して行うトレーニングです。大きな負荷抵抗 をかけられるとともに、首に加えて体幹や脚などを使う全身的なエクササイズとなります。  頭部をパ ートナーとの接点として相手に上手く力を伝えられるように、脚・背筋との連動性が求められます。  今回は、その特徴を活かしながら、首を鍛え上げていくプログラムを紹介していきます。 ◆プログラム例 〈対人負荷プログラム〉 ①対人負荷デッド・リフト&ネック・リフト :5~10 回×1~3セット ②フロント・ネック・リフト:5~10 回×1~3セット ③ベンチ支持スクラム姿勢ネック・エクステンション:10 カウント・キープ×1~3セット ④四つん這いスクラム姿勢サイド・ネック・フレクション:10 カウント・キープ×1~3セット ※番外編 対人首乗りエクササイズ:5~10 カウント・キープ×1~3セット ◆エクササイズ解説 《対人負荷デッド・リフト&ネック・リフト》  実施者は、パートナーを首からぶら下げるようにして構えます。この構えからデッド・リフトの要 領で、上体を起こす-前傾させるという動作を繰り返します。  首-背筋を一体化させて動かすのがポ イントです。  バリエーション:パートナーが実施者の太腿に脚をかけてぶら下がるやり方もあります。この方が、 床から引っ張り上げるより負荷が軽くなります。 《フロント・ネック・リフト》  パートナーは、実施者の頭を脇腹に抱え込むようにして構えます。この体勢で実施者の後頭部あた りを押さえて負荷をかけます。  実施者は、脚―背筋を使ってパートナーを跳ね上げるようにしてエクササイズを繰り返します。 《ベンチ支持スクラム姿勢ネック・エクステンション》  ベンチに肘をついて、スクラム姿勢をとります。パートナーは、自分の胸を相手の後頭部に押し付 けながら負荷をかけていきます。  スクラムをイメージして行うとやりやすいでしょう。  右の方から負荷をかけていく場合、パートナーは右胸で実施者頭部の右側斜め上から下への力と、 前方へと押し込む力を合わせます。  左からの場合はその逆サイドからとなるので、パートナーは左胸で左側より負荷をかけます。 スクラムだけのことを考えれば、右方向からのトレーニングが重要となりますが、左右バランス良く強化していくために、左側から負荷をかけるトレーニングも行っておきましょう。 《四つん這いスクラム姿勢サイド・ネック・フレクション》  四つん這いでスクラム姿勢をとります。側頭部を接点にして斜め前へと押し込みながらトレーニングを行います。ベンチ支持のトレーニングに比べると、横方向からの負荷抵抗が強くなります。 《番外編:首乗りエクササイズ》  十分なトレーニングが積めて強くなってきた場合、さらに強度を上げるために横方向から首へと体 重をかけていくトレーニングもあります。  横向きに寝ている選手の側頭部と腰とに足をかけて乗ります。頭部と腰との重心のかけ方の配分を 考えながら、負荷をかけていきます。十分に鍛錬しているのであれば、首へとより大きな圧をかけたト レーニングが可能となります。 ◆重要ポイント ◎段階的な進め方  今回紹介したトレーニングは、高強度で専門的要素の高いものとなります。十分に基礎トレーニン グを積んでから取り組むことを勧めます。 ◎パートナーのテクニック  対人負荷エクササイズは、パートナーのテクニックにより、効果的にも非効果的にもなります。相手の力量(首や体幹の強さ)に合わせて負荷調整をしていくことが大切です。相手の総合的な出力や 首の強さを感じ取りながら、少しずつ自分の方が動かされるようなかたちになります。 ◎トレーニングを行う側のポイント  このトレーニングは、首だけにとどまらず、体幹(腹筋・背筋)や脚の筋力養成にもつながります。  実施者は、ただ闇雲に首を固めて力を出すだけではなく、どうやったら効果的に相手に力が伝わるのか、そして相手を動かせるのか、自分の身体の使い方に注意を払いながらトレーニングを進めていきましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #首のトレーニング #対人負荷 #障害予防 #ストレングストレーニング #ストレングスアンドコンディショニング 工房
2022.05.30
【工房会員試合結果】 『2022 北斗旗全日本空道体力別選手権』 2022.5.29(日)/於:代々木第2体育館 ◆岩﨑大河 選手(大道塾総本部) 260+クラス 優勝🏆(3回目) <決勝> vs 奈良 選手[延長 一本勝ち] ◆大倉萌 選手(大道塾吉祥寺支部) 女子-220クラス 優勝🏆(2回目) <決勝> vs 小野寺 選手[延長 判定勝ち4-1] ◆内藤雅子 選手(大道塾横浜北支部) 女子+220クラス 優勝🏆(初) <決勝> vs 今野 選手[延長 判定勝ち5-0] https://gonkaku.jp/articles/10541?page=6 #jpfストレングス工房 #岩﨑大河 #大倉萌 #内藤雅子 #大道塾総本部 #大道塾吉祥寺支部 #大道塾横浜北支部 #空道 #北斗旗
2022.05.28
【Program for…】No.59 第59回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:投動作における“割れ”づくり』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第5弾は、投手の脚トレーニング:投動作における「割れ」づくりです。 今回は、軽重量のバーベルやメディシンボールを用いての動きづくりの要素を含むプログラムについて、紹介します。 投球動作は、軸脚1本で立つところから始まり、ホームプレート方向へ並進しながら、ステップ脚を接地(フットコンタクト)、その後、股関節周り〜胸郭周りの回旋が起こり、ボールをリリース、フォロースルーでステップ脚1本で立つところまでで完結します。 軸脚やステップ脚の筋力(臀筋,ハムストリング,内転筋)はもちろん、股関節周り,胸郭周りの柔軟性など様々な要素が相まって投動作が成り立っています。 以下に紹介するプログラムは、軸脚の蹴り、ステップ脚の割れ(つま先,膝を真っ直ぐ向ける)、股関節,胸郭周りの回旋動作にポイントを当てた内容になっています。 一連の流れで行っても良いですし、それぞれ、自身の感覚に合うものをピックアップして行っても良いでしょう。 <プログラム例> ① Box.サイドスライド:10回 ↓ ② MB.内転筋ランジ:10回 ↓ ③ MB.スローイングランジ:10回 → WoodBarストレッチ (股関節,胸椎回旋) なお、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #投手 #脚トレーニング #インシーズン
2022.05.21
【Program for…】No.58 今回は上体トレーニングの3回目として、肩強化のプログラムを紹介します。 ⁡ リバウンドに代表されるように、試合中に肩(特に三角筋)を相手に当てる局面は多くあり、強化が必須の部位です。 今回紹介するプログラムは肩のみにフォーカスしたプログラムになります。肩の筋群を狙ったプレス系種目は下半身(SQ)と連動させても用いますが今回は省略しています(No.22, 25に一部種目を紹介しています)。 肩トレーニングを行う際の注意点として、特に肩が緩い選手は外転・外旋ポジションに入るバックプレスは避け、フロントプレスを選んだほうが安全でしょう。 また、上体強化のメイン種目は高重量を扱えるベンチプレスが基本です。ベンチプレスによる強化があった上で肩にフォーカスしたプログラムであることを念頭に置いてトレーニングを進めていきましょう。 ---------------- 〈基本構成〉 ①バーベル種目:バックプレス/フロントプレス →②ダンベル:フロント&サイドレイズ/サーキュレーションプレス →③ストレッチ:立位/うつ伏せ ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #上体トレーニング #肩トレーニング
2022.05.14
「強く、しなやかな首をつくる③」 首強化シリーズ第 3 回目として、パートナー(マニュアル)負荷エクササイズを紹介していきます。 パートナー負荷によるトレーニングは、 ◎負荷強度をコントロールできる、 ◎負荷のかけ方に変化 をもたせることができるのが特徴です。  今回は、その特徴を活かしながら、強度を上げていくプログラム例を紹介していきます。 ◆プログラム例 〈プログラムI〉 コンセントリック+アイソメトリック ①ネック・エクステンション :(10 回+10 カウント・キープ)×2~3セット ②サイド・ネック・フレクション:(10 回+10 カウント・キープ)×2~3セット ③ネック・フレクション:(10 回+10 カウント・キープ)×1~3セット 〈プログラムII〉 コンセントリック+アイソメトリック+エキセントリック ①ネック・エクステンション :(10 回+10 カウント・キープ+エキセントリック 3 回)×2~3セット ②サイド・ネック・フレクション:(10 回+10 カウント・キープ+エキセントリック 3 回)×2~3セット ③ネック・フレクション:(10 回+10 カウント・キープ+エキセントリック 3 回)×2~3セット ◆エクササイズ解説 《ネック・エクステンション》 実施者は、フロアーに四つん這いになるか、ベンチにうつ伏せになって構えます。この構えから、 アゴを引いて頭を下げてから、上下させる動作を繰り返します。 《サイド・ネック・フレクション》 身体を横にして床もしくはベンチに横わたります。この状態で、頭を上げ下げします。パートナー は側頭部を抑えて負荷をかけます。 《ネック・フレクション》 仰向けの姿勢をとって寝転がります。アゴを上げたスタートの構えから、アゴを引いて頭を持ち上 げます。 《転がり受け身》 柔道の後ろ受け身の要領で転がります。その際、しっかりとアゴを引くこと。ラグビーでは、ボールを持って転がることも多く、柔道の受け身の様に腕で衝撃を緩衝できません。その場合、より腹を 締め、アゴを引く意識を持ちましょう。首の力が抜けてしまうと、頭部を地面に打ち付けてしまうこ とにもなりかねません。プログラムの最後にこういった全身的な身のこなしのエクササイズを行なっておくとより効果的な首の強化となります。 ◆負荷のかけ方 《コンセントリック》  エクササイズを行う側の発揮する力が大きく、筋肉が縮んでいく方向に動くようにする負荷のかけ 方。エクステンション:頭を上げていく、フレクション:アゴを引いていく、サイドフレクション: 横方向に頭を上げていく、という方向です。 《アイソメトリック》  エクササイズを行う側の発揮する力と負荷をかける側の力がつり合い、静止している状態になる方 法。 《エキセントリック》  負荷をかける側の力が大きく、筋肉が徐々に伸ばされながら力を発揮していく様式のトレーニング となります。エクステンション:頭を下げていく、フレクション:アゴが上がっていく、サイドフレ クション:横方向に頭が下がる、という方向です。 ◆重要ポイント ◎パートナーの負荷のかけ方 ・抑え方:手のひらで実施者の頭部を包みように抑える。 ・抑える位置:首の付け根から遠く(頭頂側に)なればなるほど負荷強度が強くなります。実施者の 強さに応じて抑える位置に変化を持たせるとより効果的なトレーニングとなります。 ・負荷のかけ方:基礎段階では、コンセントリック法やアイソメトリック法を中心に行うこと。ある 程度、首の力がついてきてからエキセントリック法を行う方がより安全にトレーニングを進められま す。 ・負荷強度の調整:抑える位置や負荷の質を使い分けて、各自の強さに合ったトレーニングを展開し ていきましょう。 ◎トレーニングを行う側の意識  エクササイズを行う側は、できる限り大きな力を出し続けること。パートナーは、エクササイズを 行う側の出す力に応じて負荷をかけてくれます。したがっ て、小さな力しか出さなかった場合は、負荷も小さくなります。妥協することなく、大きな力を出して効果的なトレーニングを継続できるようにするのが重要なポイントです。 《文責:大道泉》 #ラグビー #首の強化 #マニュアル負荷トレーニング #頸部障害予防 #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.05.07
【Program for…】No.56 第56回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:脚瞬発系/野手編』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第4弾は、前回に引き続き脚瞬発系トレーニング、今回は野手です。 春の野球シーズンが始まり、1〜2ヵ月が経過し、春シーズンの後半戦、つまりここからが勝負どころという時期に入ってきました。 この辺りから、オフシーズンから継続してトレーニングを習慣的に取り組んでいるチーム(選手)と、そうではないチーム(選手)とで、徐々に差が表れてくる頃ではないでしょうか。 また一方で、疲れが出てくる時期でもあり、身体のキレが落ちてくることから、トレーニングにおいては、筋力を維持することに加えて、瞬発系・スピード系の強化が必須になってきます。 そこで今回は、SQ.Jumpを中心とした、脚瞬発系のプログラムを紹介します。 <プログラム例> ① SQ.Jump ↓ A:HSQ.Jump B:1,2WSQ.Jump ② Box.Jump ↓ A:跳び乗り ↓ B:ドロップJump•四股着地 ③ ディスク腰切り:ワイドスタンス → 左右開脚•股関節捻り バーベル種目を軸に、セット間に自体重でのJumpと股関節周りの動きづくり(ストレッチ含む)を組み合わせた内容です。 野手は、守備や走塁における一歩目の鋭さ、バッティング時のインパクトの瞬間など、瞬発力やスピードが求められる局面をイメージしながら、トレーニングを行うようにしましょう。 なお、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #野手 #脚トレーニング #瞬発系 #インシーズン
2022.04.30
【Program for…】No.55 今回は上体トレーニングの2回目として、前回紹介したプログラム(ベンチプレスをメインセットとした構成)の補強種目を紹介していきます。 ⁡ 前回投稿のポイントとしても挙げたとおり、「強く柔らかい身体をつくる」ためには、バーベル種目だけでは対応できない、細かい筋群を狙った種目や動きを取り入れて補うことが必要です。 ⁡ 今回はダンベルを用いた補強種目を4つ紹介します。 注意点としてはあくまでも補強という位置づけですので、スムーズに大きく動かせる重量を選びましょう。 ---------------- ①ダンベル・サーキュレーションフライ ②ダンベル・プルオーバー ③ダンベル・ストレートアームプッシュ ④ダンベル・ストレートアームプル ---------------- ⁡ これまでバスケットボール選手の上体トレーニングについて2回解説をしてきましたが、ここで実際のプログラム例を紹介します(画像参照)。 メインパート(Ⅰ)は前回No.52、サブパート(Ⅱ)は今回紹介した種目と位置付けられます。 ---------------- Ⅰ:メインパート →バーベル種目を中心とした大筋群の強化。セット数を多くとって充分な強化を行う。 Ⅱ:サブパート →上記のようなダンベル種目が中心。メインパートの補強。セット数は2~3s程度に止める。 ---------------- ⁡ 特にメインパートについて、ベンチプレスの進め方については工房流のメソッドがあり、具体的には今後の投稿で紹介していきますが、今回は初級者用のプログラムを記しています。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #上体トレーニング
2022.04.23
「強く、しなやかな首をつくる②」 今回は、ブリッジ系エクササイズによる首強化について紹介していきます。 ◆プログラム例 〈準備;ストレッチプログラム〉 ①肩ブリッジ :20 カウント×1~3セット ②オーバーヘッド・ストレッチ:20 カウント×1~3セット ③ラクダ・ストレッチ :20 カウント×1~3セット ④ハンドブリッジ :20 カウント×1~3セット 〈プログラム ブリッジ系1〉 ①手サポート・レスラーブリッジ:10~20 回×2~3セット ②手サポート・フロントブリッジ :10~20 回×2~3セット ③手サポート・フロントブリッジ横向き:10~20 回×1~3セット ④レスラーブリッジ :30~60 カウント×1~3セット ◆エクササイズ解説 《肩ブリッジ》 肩の支えでブリッジをつくります。胸を開き、体幹で大きな弧を描くようなイメージで行います。 両手で両足首をつかんで姿勢をつくり、少し引っ張るようにしながらブリッジを高くすること。足首 を持てない場合は、両踵にタッチするようなかたちをとるか、両手を組んで行ってください。 《オーバーヘッド・ストレッチ》 仰向けの状態から脚を頭越しに持ち上げ、つま先を床につけます。手は体の後ろの方に伸ばします。 できない場合は、腰に手を当ててサポートするかたちにするのも効果的です。 《ラクダ・ストレッチ》 膝立ちになり、胸を張った姿勢から徐々に体幹を反らせていきます。アゴを上げて頭を後方へと下 げていきます。手は踵もしくは足裏を持って身体を支えます。大腿部を真っすぐに保つ、臀筋を締めて行う、腹部を伸ばすなどがポイントです。 《ハンドブリッジ》 両手、両足とで支えをつくって、ブリッジを行います。手と足の位置を近づけて、できるだけ高い ブリッジをつくること。 《手サポート・レスラーブリッジ》 両手、頭、両足の 5 点で身体を支えます。両手のサポートで首にかかる負荷を調整しながら行いま す。 身体を前後に移動させて、可動域の拡大を狙うのも効果的です。最終的には、額、鼻あたりまで床 につけられるようにすることを狙います。 《手サポート・フロントブリッジ》 床方向を向いた状態で、額と両手、両足を床について、首に力を入れた姿勢をとって構えます。両 脚は肩幅よりも開くこと。この構えから、身体を前方へと動かしながら、首を曲げていきます。スタ ート時の床との接地面は額ですが、最終姿勢では後頭部となるようにアゴを引いて動かします。 首回りが硬い場合、最初は可動範囲を小さくし、手のサポートを十分に使って行います。慣れてき たら、少しずつ可動域を大きくし、手でサポートする力も徐々に小さくしていきます。 《手サポート・フロントブリッジ 横向き》 手サポート・フロントブリッジで顔を横向きにして行います。捻りが加わった状況でのトレーニン グとなり、鍛えられる部位、首にかかる力の方向が変わります。 《レスラーブリッジ》 頭部、両足の 3 点で身体を支えます。両手の支えが無くなることから、首への負荷強度が大きくなり ます。 ◆重要ポイント ◎ウォームアップを十分に行う 軽い負荷のエクササイズから始める、首まわりのストレッチを行うなど、十分に準備をしてからス タートすること。今まで首のトレーニングを行ったことのない初級段階の選手には、首が弱く、固い 場合も多々見受けられるので、より一層の配慮が必要です。 ◎首-胸(胸椎)-腰(腰椎)の柔軟性も同時に高める 首に加えて体幹部の柔軟性が高ければ、転倒時の首への負担の軽減につながります。全身にわたる 柔らかさを養い、強さと柔らかさを同時に身につけるようにしましょう。 ◎段階的な強化を行う 最初は、手のサポートを利用して行うなど、軽い負荷のエクササイズを用い、柔軟性向上を重視し た取り組みから始めます。トレーニングに慣れてきたら、首だけで支える強度の高いエクササイズを 取り入れ、回数、セット数を徐々に増やしていきます。首の状態を確認しながら段階を踏んで強化し ていきましょう。 ◆まとめ  レスリングや柔道選手の間でも頻繁に行われているブリッジ系のトレーニングは、強さとともに柔 らかさを養うのにも効果的なことが知られています。寝技があったり、転倒したりする競技では、必 ずしも自分が意図した姿勢を保てるわけではありません。予想外の体勢になる場面もあります。その 様なシチュエーションに備えておくことは、パフォーマンス向上のみならず安全面にとっても大きな 意味を持ちます。  ブリッジ系のエクササイズは一人ででも行えるので、少しずつ積み重ねていきながら強靭な首をつ くり上げていきましょう。 《文責:大道泉》 #ラグビー #首の強化 #ブリッジ系トレーニング #頸部障害予防 #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.04.21
【顧問先チーム 試合結果】 ◆富士通女子バスケットボール部 第23回Wリーグ プレーオフ 準優勝🥈 ⁡ 6年ぶりにファイナルへ進出するが惜しくも敗退。 ⁡ <大会戦績> ファイナル(4/16,17) ⚫︎富士通 69-74 トヨタ自動車 ⚫︎富士通 71-87 トヨタ自動車 ⁡ セミファイナル(4/9,10) ○富士通 67-58 ENEOS ○富士通 61-53 ENEOS ⁡ クォーターファイナル(4/3) ○富士通 71-61 トヨタ紡織 ⁡ セミクォーターファイナル(4/2) ○富士通 87-71 日立ハイテク ⁡ #jpfストレングス工房 #富士通レッドウェーブ #redwave #Wリーグ #女子バスケ #バスケットボール
2022.04.16
【Program for…】No.53 第53回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:脚瞬発系/投手編』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第3弾は、投手の脚瞬発系トレーニングです。 オフシーズンの期間、多くの選手はサイズアップ(筋肉量増大)や出力アップ(筋力アップ)に取り組んできたかと思います。 そのような段階を踏まえ、シーズンに入り、それらの内容をベースに、ボリュームを落としながらも、さらに出力を高めるアプローチで継続強化する一方で、新たに追加・変更する部分も出てくるかと思います。 アプローチの方法は、選手にとって様々なものがあるものの、シーズン中、ほとんどの選手においてポイントとなるのは「瞬発系・スピード系の強化」ではないでしょうか。 今回は、投手編として、スプリットJumpを中心とした、脚瞬発系のプログラムを紹介します。 <プログラム例> ① SP.Jump ↓ A:1,2SP.Jump B:シザーズJump ② Box.Jump ↓ A:跳び乗り片脚着地 ↓ B:ドロップバックJump•SP着地 ③ ディスク腰切り:SPスタンス → 前後開脚•前脚回しストレッチ バーベル種目を軸に、セット間に自体重でのJumpと股関節周りの動きづくり(ストレッチ含む)を組み合わせた内容です。 スプリットJumpについては、深いポジションをつくりたい投手や高いポジションで突っ張るような感覚が欲しい投手など、選手によってしゃがむ深さやリズムを変えると良いかと思います。 また、このプログラム(パート)の前もしくは後に、SQ系中心のプログラムを組み合わせることも可能で、むしろシーズン中だからと言って、瞬発系のプログラムだけを続けていくと、シーズン終盤で、筋力(出力)が落ちてしまうこともある為、SQ系も継続的に行うと良いかと思います。 なお、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #投手 #脚トレーニング #瞬発系 #インシーズン
2022.04.10
【Program for…】No.52 前回までバスケットボール選手の脚トレーニングの様々なプログラムを紹介してきましたが、今回より上体トレーニングを紹介していきます。 ⁡ 近年、試合の中でのコンタクト局面が多くなり、その分上体トレーニングの重要性もより増してきています。 今や高校生でもバーベルを扱い上体トレーニングを積極的に行っていますが、今回は工房流のオーソドックスな強化方法を紹介すると共に、そのポイントや注意点を解説していきます。 最も重要視していることは、前面(胸)と後面(背中)をバランスよく鍛えることです。 また、これまで紹介した脚プログラムと同様、セット間にエクササイズを組み込むことでより効率的に強化することができます。 ⁡ 〈基本構成〉 ①ベンチプレス(BP):フル/ハーフ →②肩甲骨プッシュ:両手/片拳 →③ラットプルダウン(逆BP) /懸垂 ⁡ 〈ポイント〉 上体トレーニングの代表的な種目としてやはりBPが挙げられますが、私たちはそれだけに終始するのではなく、①③で表裏両面を鍛えるとともに、「強く柔らかい」身体をつくるために肩甲骨周りの可動性を損なわないよう②肩甲骨プッシュを加えたプログラム構成を基本にしています。 また、BPでも肩に既往のある選手、緩みが大きく可動域を大きく出したくない選手には、ストレングスパッドを用いたハーフBPを採用しています。可動域を制限することで不安感なく高重量を扱うことができ、積極的に強化することができます。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #上体トレーニング #ベンチプレス #ストレングスパッド #ラットプルダウン #懸垂
2022.04.02
「強く、しなやかな首をつくる①」 “首”の強化は、ラグビー選手にとって必須・不可欠のトレーニングです。タックル、スクラム、ヒッ トなどで、激しく力強いプレーを可能にするために、首の強さ、頭部の安定性は欠かせません。 さらには、頭頚部の障害予防の観点からも最重要視すべき課題とも言えます。 今回は、初級レベルの“首”の強化をテーマとしたトレーニングについて紹介していきます。 ◆プログラム例  まず紹介するのは、頭の重さを利用した自重負荷エクササイズです。 〈プログラムA 自重負荷〉 ①仰向け姿勢・アゴ引き :20~50 回×3~5s ②仰向け姿勢・横振り(左右):20~50 回×3~5s ③四つん這いヘッド・アップ :20~50 回×3~5s ④首ストレッチ&リラックス運動 a.縦(上、下) :20 カウント×3~5s b.横(真横、斜め前):20 カウント×3~5s c.ローテーション :5~10 回×3~5s ――――――――――――――――――――――――――――― 〈プログラム B アイソメトリック〉 ①ベンチ・レスラー・ブリッジ:10~30 カウント×3~5s ②ベンチ・フロント・ブリッジ:10~30 カウント×3~5s or スクラム姿勢フロント・キープ ③ベンチ・サイド・ブリッジ :10~30 カウント×3~5s ④首ストレッチ&リラックス運動 Aと同じ ◆エクササイズ解説 《仰向け姿勢・アゴ引き》 仰向け姿勢でアゴを上げる・引くという動作を繰り返します。ゆっくりと大きく動作を行うこと。 また、アゴを引いたときに、同時に歯を噛み締めるようにします。 《仰向け姿勢・横振り(左右)》 仰向けでアゴを引いた基本姿勢から、顔を横に向けて戻す動作を繰り返します。このエクササイズでも顔を横に向けると同時に歯を噛み締めます。 《四つん這いヘッド・アップ》 四つん這いになって頭の上げ下げを行います。頭を上げたときに、噛み締めと首をすくめる動作を 動作に行い肩まで力を入れるようにします。 《ベンチ・レスラー・ブリッジ》 ベンチを利用して行うレスラー・ブリッジです。後頭部をベンチに乗せ首から下の部分を浮かせて 構えます。後頭部から臀部までの背面部分を真っ直ぐに保つこと。身体の重さに負けて首が曲がって しまう場合は、後頭部の下、首にかかるところをベンチに接地させます。 《ベンチ・フロント・ブリッジ》 額をベンチに当て、顎を引いた姿勢をとって構えます。 腹筋から首にかけての体幹のラインを意 識して行います。 《スクラム姿勢フロント・キープ》 パートナーの支えを利用したスクラム姿勢キープも効果的なトレーニングとなります。受ける側は 手のひらで相手の額部分を支えます。 《ベンチ・サイド・ブリッジ》 横向きになって、ベンチ・ブリッジを行います。手でサポートして、首にかかる負荷強度を調整し て下さい。 《首ストレッチ 上むき》 アゴ下から手をあてがい首前方の筋群を伸ばします。 《首ストレッチ 下むき》 両手で頭を上から下に引っ張り首の後方部分を伸ばします。 《首ストレッチ横(真横、斜め前)》 頭を横方向、斜め前方向に引っ張り、側部をストレッチします。 《ローテーション》 頭を大きく回して首周りの筋肉をリラックスさせます。 ◆重要ポイント プログラム AB ともに、比較的強度の低い初級者向けの内容となっています。しっかりと頭を動かして、首周りの筋群を刺激すること、コンタクトを想定して、首を固められるようにすることがポイン トとなります。 また、十分にストレッチを行い、柔らかさを養成するとともに首および肩周りの疲労をとることにも努めましょう。これらの部位への疲労蓄積が、首や肩周りの不調感をもたらすとともに、首や肩の 動きを鈍くする原因ともなります。 その結果、ランニングの腕振りやスローイング、パスなどにマイ ナスの影響をもたらしかねません。 ◆段階的な強化 トレーニングに慣れてきたら、少しずつ強度を上げていきます。 首強化は、バーベルやダンベルによる他部位のトレーニングに比べて、進歩の度合いを数値によって確かめにくいのが難点です。それだけに、飽きさせることなく様々な進め方のバリエーションを持つことが大切になります。 《文責:大道泉》 #ラグビー #首の強化 #自重トレーニング #頸部障害予防 #ストレングストレーニング #ストレングス工房
2022.03.26
【Program for…】No.50 第50回目は、『野球選手のインシーズン・トレーニング:上体強化』です。 野球選手のテーマ別トレーニング・プログラム『インシーズン編』第2弾は、上体強化です。 シーズンオフ期間中は、シーズン中に比べ、ボールを投げる量が少なく、肩肘等への負担を考えることなく、ベンチプレスを取り入れるなど、上体も積極的に強化する選手が多く見受けられます。 しかし、シーズンに入ると、練習や試合で毎日ボールを投げることから、肩,肘に負担がかかることを鑑みて、上体トレーニングの割合を減らしたり、特にベンチプレスに代表されるようなプレス/プッシュ系の種目は敬遠されがちです。 我々の指導においても、野球選手の上体トレーニングでは、ベンチプレスを必須種目としておらず、選手個々の判断(プレーにプラスとなるのか、マイナス要素があるのか)に委ねています。 ただ一方で、ベンチプレスを肩のコンディション維持や力発揮のバロメーターにしている選手もいます。 そのような選手にとっては、シーズンオフ中だけで筋力を上げサイズアップを図っても、インシーズンでそれを止めてしまうと、当然のことながら、シーズンの中盤〜終盤にかけて、サイズダウンし筋力は落ちていき、安定したパフォーマンス発揮がしにくくなります。 そこで、インシーズン中の上体トレーニングの取り組み方の一例を以下に紹介します。 <プログラム例> ① Q.ロウ ↓ ② 懸垂orラットプル/肩甲骨プル ↓ ③ BP+肩甲骨プッシュ → 肩ブリッジ/肋間&胸郭ストレッチ ※①〜③:4〜6S ④LP逆手 ⑤D.ロウ ⑥D.プルオーバーonポール  → 広背筋ストレッチ ※④〜⑥:2〜3S インシーズンにおける上体トレーニングのポイントは、以下の通りです。 ⚫︎ プル系の割合を多くする。 ⇒ プレス系:プル系=1:3以上 ⚫︎ 可動域いっぱいに大きく動かす。 ⚫︎ ストレッチを適宜入れ、柔軟性を維持・向上させながら進める。 ⚫︎ プレス系は、無理にMaxを狙わず最大下の重量で余裕のあるリフトを基本とする。 今回紹介したプログラムは、上記のようなポイントを反映した内容となっています。 春〜秋にかけて、長い野球シーズンのスタートです。シーズン終盤にかけても、高いパフォーマンスを発揮できるよう、上手にトレーニングを取り入れながら試合で活躍できる選手を目指して下さい。 なお、本連載をご覧になっている方で、取り上げて欲しいというテーマがありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 また、本投稿へのご質問等も受け付けております。 《文責:鬼頭 祐介》 #jpfストレングス工房 #トレーニング #スポーツ #競技 #トレーニングプログラム #野球 #上体トレーニング #ベンチプレス #背中強化 #インシーズン
2022.03.20
【Program for…】No.49 第49回は、『バスケットボール選手の脚トレーニング:バーベル編⑥』としてクリーン・ハイプルアップを紹介します。 ⁡ クリーンやハイプルアップは瞬発系の代表的な種目ですが、前回のデッドリフトからの発展編と位置付けられます。 まずはデッドリフトである程度の重量を扱えるようになってから導入していくべきだと考えます。(目安:大学以上の男子ならハーフで200kg、女子なら100kg以上) ⁡ また、クリーンはキャッチ姿勢で手首に負荷がかかるため、手首に痛みを抱えている選手、既往がある選手はハイプルアップで代用することができます。 トレーニングの中では比較的難易度が高い種目ですが、習得できれば競技に必ず活きます。 ぜひチャレンジしてみてください。 ⁡ 〈基本構成〉 ①バーベル種目:クリーン/ハイプルアップ →②ディスク:ディスクパンチ&ジャーク/ディスクスナッチ(SPスタイル) →③腹筋:MBレッグスルー/MB開脚 ⁡ 〈特記〉 動画ではクリーンとハイプルアップのスプリットスタイルを紹介していますが、クリーンはスプリットスタイルの方がキャッチしやすいため、ストレングス工房では積極的に採用しています。ハイプルアップにおいても、足でリズムを作ることができるというメリットがあります。 また、デッドリフトと同じく、クリーンやハイプルアップのセット間種目の代表として、ジャンプが挙げられます。前回までの投稿で様々なジャンプを紹介していますので参考にしてください。 今回は別のパターンとして、ディスクを用いた上体-脚の連動系種目を紹介します。こちらも動きのキレ・鋭さが求められますので、クリーンやハイプルアップとの相性が良いと言えるでしょう。 ⁡ ※なお、本投稿をご覧になって、質問等ありましたら、DM等でお気軽にお問い合わせ下さい。 《文責:平井 悠斗》 ⁡ #jpfストレングス工房 #トレーニング #トレーニングプログラム #スポーツ #競技 #バスケットボール #脚 #クリーン #ハイプルアップ
2022.03.14
【工房会員試合結果】 ◆一色 勇輝 選手(JRA柔道部) 令和4年 東京都柔道選手権大会 (兼 令和4年全日本柔道選手権大会東京都予選会) /2022.3.13(日) @東京武道館 代表決定戦に勝利し、以下の大会への出場権を獲得しました❗️ 『令和4年 全日本柔道選手権大会』 (2022.4.29金(祝)@日本武道館) 前週の一色美緒選手(妹)に続き、一色勇輝選手も全日本選手権大会に出場となり、兄妹での全日本チャレンジとなります。 一色勇輝選手は、手の大怪我から丸1年経過での見事なカムバック。 長い準備期間を経て、これから全国の舞台での挑戦が始まります。 <東京都柔道連盟HP> https://www.tojuren.or.jp/index.html <全日本柔道選手権大会 大会ページ> http://kodokanjudoinstitute.org/tournament/archives/2022/index.php #jpfストレングス工房 #一色勇輝 #jra柔道部 #柔道
2022.03.12
「タックルのための肩づくり④“バインド力”強化」 「タックルのための肩づくり①~③」では、タックル動作の特徴を踏まえたプレス系やフライ系エクササイズによる筋力強化と胸・肩~首にかけての筋量増大トレーニングを紹介してきました。タッ クル力アップを考えたとき、これらに加えて相手を引き寄せる力、抱え込む力の養成も必要不可欠の課題となります。 今回は、“バインド力”強化をテーマとしたトレーニングについて紹介していきます。 ◆プログラム例 ①プル系種目※1)~3)から1種目選択 1)ベンチ・プル :5~10 回×4~6S 2)ダンベル・ダブルアームロウ:8~12 回×4~6S 3)懸垂:3~20 回×3~5S or アーム・プル:10~20 回×3~5S ②あぐら姿勢での対人プル:10~20回×3~5S ③立位対人プル/対人ディスク・プル:10~20 回×3~5S ④対人胸当て&腕絞り:10~20 回×3~5S ―――――――――――――――――― ◎綱登り ※高さに応じて本数などを決める ◆エクササイズ解説 《ベンチ・プル》 ベンチにうつぶせの姿勢で構えます。下方にあるバーベルを引き寄せます。ちょうど、ベンチ・プ レスとは反対の動きとなります。 《ダンベル・ダブルアームロウ》 ベンチ・プルと同様に、ベンチにうつ伏せになり、ダンベルを両手で持って構えます。両手を同時に身体の方へと引き寄せます。脇を締めて、みぞおちあたりに引き込んでくるようにイメージします。十分に 背中を寄せて、最後まで引き切ってください。 《懸垂》  バーにぶら下がり、身体を引き上げていきます。重りをつけて強度を上げるのも効果的です。 《アーム・プル》  バーに斜めにぶら下がるようにして構えます。脚は床についたままです。身体を引き寄せていきます。懸垂よりは、負荷が軽くなります。 《あぐら姿勢での対人プル》  トレーニングを行う側はあぐら姿勢となり、相手の手を持って構えます(対角方向で持つ)。この状態から、腕の引き合いをします。体幹を立てて腹に力を入れて行うこと、脇を締めて体へ引き込んでくるようなイメージで行うことがポイントです。胸を開いて脇を甘くしたり、身体を倒して体重をかけて引っ張ったりはしないこと。  負荷をかける側は、相手の引手に少しずつ負けながら手を伸ばしていきます。最後の方は力を抜くと相手もやり易くなります。 《立位対人プル》  立ち姿勢で腕の引き合いをします。注意点は、あぐら対人プルの時と同じです。しっかりと、脚を踏ん張って行うこと。 《対人ディスク・プル》  10~20 kgのディスクを持ち合い、対人プルを行います。トレーニングを行う側は、脇を締めて引きこみます。最初は、正面で、次は角度をつけて引き合います。 《対人胸当て&腕絞り》  相手と胸を合わせるヒットエクササイズを行います。ヒットした瞬間に腕を絞って相手を抱え込みます。しっかりホールドして相手の動きを封じること。 《綱のぼり》  最初は、脚を使って登っても構いません。徐々に腕だけで登れるようにしてください。 ◆重要ポイント このプログラムの重要ポイントは、次の4点です。 ①プル系種目での引き付ける力の強化 ②脇を締めた状態での引き込み動作の習得 ③腹を締めて重心を落とす感覚の養成 ④肩を当てた際の腕絞りのタイミングと動作感覚の養成 ①では、とにかく引き付けるための力を向上させていくことが重要課題となります。次に、脇を締 めた状態で引き込むことを習得します。バーベルでの種目では、大きな力をつけることはできても脇 を締めて引く感覚が希薄になるので、対人系種目でそれを補っています。③④は、より競技に近づけ たかたちで強化を進めていく中で養っていきます。 今回紹介したエクササイズを参考に、それぞれの環境に応じてより効果的なトレーニングの組み合わせが考え出されることが望まれます。 《文責:大道泉》 #ラグビー #タックル #肩のトレーニング #バインド #ストレングストレーニング #ストレングス工房